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管見・偏見 小説作法

管見・偏見 小説作法①

テレビはテレビ自身のなかで方法論についてあまり語らない。自己言及的でないメディアだ。
一方。文章世界は作法についてたえず意識的だということを、「オール読物」の7月号だけ読んでも感じるのであった。

 「オール読物」は雑誌だ。つまりいろいろな記事が掲載されている。時代小説、現代小説、ミステリーだけでなく紀行、対談、ルポ、書簡、日記、漫画、歴画、投稿、短歌、俳句と、並べてみても壮観だ。この雑誌の中に、“文学論”があちこちに見られるのだ。
今日は土曜日。暇にあかしてこの雑誌の中から「小説作法」について書かれた部分を抽出して、テレビの作法の参考にでもしてみるかな。

まず目次を開くと、文学賞が目に付いた。第59回日本推理作家協会賞の発表だ。この選出にあたり10人の選者が評を寄せている。その講評はまさに推理“小説作法”だ。そこで見つけた言葉――。
《“グランドホテル形式”の小説は展開がむずかしい。(黒川博行)》
《冒頭の一行目から変だ・すぐ仕掛けが読めた・タイトルが悪い・むだな会話が多い・人間関係の描写にリアリティがない(直井明)》
 テレビでは“グランドホテル形式”は比較的使われる手法だ。ジャンルによって得意不得意の差があるのだな。タイトルの良し悪しは小説であれテレビであれ表現にとってきわめて大切なことだ。これは一致している。

巻頭には丸谷才一の名物エッセイ「月とメロン」がばーんと存在感を放っている。筆者はいわずと知れた文章読本の大家だ。この連載エッセイでも本格的文学論はたびたび登場してきた。今回も上に掲げた直井明が「ミステリ・マガジン」で書いた評論で紹介したエルモア・レナードの小説作法十則を引用している。
 ≪1 作品の冒頭に天気の話は決して持ってこない。
 2 プロローグは避ける。
 3 会話のつなぎには「…と言った」(“SAID”)以外の動詞は決して使わない。
 4 “SAID”(「…と言った」という動詞を修飾する副詞は決して使うな。
 5 感嘆符は控えめに。
 6 “Suddenly”(だしぬけに)とか“all hell broke loose”(大混乱に陥った)という言葉は決して使うな。 
 7 方言や訛りはほどほどに。 
 8 登場人物のこと細かな描写は避ける。 
 9 場所や事物のディテール描写には深入りしない。
 10 読者が読まずに飛ばしそうな箇所は削る。≫
と言ったことを挙げながら、丸谷は持論を書き込んでゆく。
《3の「…と言った」(“SAID”)以外の語は使はないといふのは、「…叫んだ」「…とつぶやいた」「…と囁いた」などはよせよ、といふわけですね。ウーン、さうかなあ。》
こう書いてテキストをそのまま鵜呑みに丸谷大人はしないのだ。
微笑ましいのは引用のときの仮名使いが自分の文章になると歴史仮名使いにちゃんと変換させていることだ。さすがというか、煩そうな御仁だ。

対談でも小説論は出てくる。「熟年離婚 妻達を叱る」で津村節子と佐藤愛子が勝手なことをお喋りしているが、その中に小説論が出てくるのはさすが作家たちの対談だからか。
《津村「水道の蛇口を開くように小説は書けない。」「ジュニア小説というのは新しいジャンルで」「小説っていうのはエッセイと違って、物語を構築するわけでしょう。」》
すべて津村の言葉だということに注目したい。やはり、夫が吉村昭とくれば、無意識のうちに小説作法ということを四六時中考えているのだろうか。

作家以外でもこういう雑誌に文章を寄せると、作法ということを意識するのか。俳優の寺田農は「偏愛読書館」で堂々の読者論を展開している
≪だって最近の小説だってなんだって面白いのないじゃない、なんだかみんなどうでもいいようなエッセイみたいなもんばっかでハラの足しにもなんないよね。(中略)
だから小説もみんなそのノリなのよ、なんか骨太のハラにズドンとくるようなのが敬遠されちゃうのかな。高い金払ってスカスカの中身、だからどーしたのなんてもんばっかじゃホント金返せってもんだよね。そりゃ書いてるヤツのグチでも心境でもなんでもかまわんのだが、そいつ自身になんの人間的な魅力だとかハッとするような感覚が感じられないから、ただただすべては繰り言にしか伝わってこないんだよね。≫

(この項つづく)

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by yamato-y | 2006-06-24 13:14 | 登羊亭日乗 | Comments(0)
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