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梅雨の晴れ間

梅雨の晴れ間

山水の瀬音激しく梅雨晴れ間

2,3日雨はないが蒸し蒸しする。もみじ山は全体が水気をたっぷりふくんでいる。大きく茂った葉もその先からまるで水が滴り落ちるといわんばかりに青々としている。緑が濃さを増すのは水分と関係があるのだろうか。
山道のそばに小川が出来ていてちょろちょろ流れ出す。暗渠の上を通過すると激しい瀬音が聞こえてくる。

唐突だがヴァルター・ベンヤミンのことを思う。彼の『複製時代の芸術』と言う文章でアウラに触れている。アウラは俗に考えればオーラのこと。
オリジナルにはアウラはあるが複製時代のアートにはそれは消えているという考えだ。ベンヤミンはアウラを「かけがえのないの一回性の源泉」としている。

テレビはそのアウラ喪失の典型だが、そのテレビ番組の中でも稀ではあるがアウラを放出するような映像が、あるものだ。フィルムドキュメンタリーだが「耳鳴り」という番組で主人公の被爆歌人正田篠枝を写した映像にそれを感じたことがある。病気がちで自宅にこもった正田が、ある日鏡をのぞく場面だ。髪を梳くつもりでのぞいたのだが耳鳴りがして頭を掻きむしる。その光景をレンズはしっかりとらえている。幾たび見ても戦慄する。

この場合、カメラマンの感受性が大きい。目の前の出来事を凝視する、簡単なようにみえて出来ない行為である。

フィクションとてアウラを帯びた作品はある。新藤兼人の「原爆の子」。被爆して病床にある少女が運命を呪う場面。これも、まことに「鬼気迫る」場面であった。
いつでも深刻な画像がすごいというつもりはない。この映画で広島の子供らが橋の上から太田川に向かって飛び込む場面のみずみずしいこと。

話をベンヤミンに戻す。この人の悲劇についてはいつか触れたが、文章の硬質はまさに読む側を火傷させる。彼の作品『一方通行路』の一節。
《森のなかを迷い歩くように都市のなかを迷い歩くには、修練が要る。迷い歩くひとには、さまざまな街路の名が、乾いた小枝が折れてポキッと音をたてるように語り掛けてこなくてはならない。》

この文章は、もちろん都市の肖像を描いたものだが、私には「森のなか」の表現が心に沁みるのだ。
毎朝、とくに冬の森を歩いていると、たしかに枝が折れる音が不意にするのだ。その音はかすかだ。だがそれが心を打つことはたしかにある。
 ベルリンという都市で幼年時代を送ったベンヤミンなのに、どうしてこういうことを知っているのだろう。
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by yamato-y | 2006-06-21 17:49 | 登羊亭日乗 | Comments(1)
Commented by さいれんと at 2006-06-21 21:38 x
6/21の20:00頃大磯の王城橋付近と福田恒存邸に向う三沢川の橋の上からわずか数匹の螢が点滅していました。今は静止していますがこれから飛び交いはじめるようです。
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