夏が来る
タケ先生の治療院へ行って、新宿発7時半の湘南ライナーに乗って帰った。
タケ先生の新潮新書『はり100本』は売れ行きが好調のようだ。今夜、私のあとに編集者が来て報告していた。たしかに、現代人に「身体の鬱」ということを本書を読んで知ってもらいたいものだ。
ライナーに乗る前にケンタッキーで3ピースセット(ポテトとコールスロー付)とカンチューハイ1本を求めた。
座席はボックス4人がけ、誰もいない、独り占め。座るとおもむろにプルトップを抜き、まず乾杯。これから40分、誰にも邪魔されない小さな旅。行き交う列車の車内灯が青白く光って消えてゆく。踏み切りの赤い灯が懐かしい。春は行き、そして終わろうとしている。
本日、番組の進捗状況を報告するため、池上の大伴昌司の母上に会ってきた。貸し出していた大伴の原画がA美術館から返還されていたのを知って嬉しかった。これで、本格的に大伴昌司原画展を開くことができるのだ。秋の開催に向けてもう一頑張りだ。
お母さんがとても喜んでくださっている。展覧会場が正式に決まったらこのブログでも報告するつもり。今のところ、世田谷、京都、秋葉原、が候補だ。そして、大伴の仕事部屋を期間限定で公開もしたい。大伴の成し遂げた仕事は、当初私が考えていた以上に大きなものになりそうだと、今予感している。
本日分かったことをここにメモする。大伴のお墓は鎌倉霊園ともう一つ妙本寺にもあるのだ。永代供養を考えて、母上が分骨して埋葬したのだ。私は今まで知らなかったのだが、熱心なファンが時々花を手向けてくれているそうだ。花やフィギュアが絶えないと、アイさんは嬉しそうに語った。
もう一つ、若者のための広島関連番組「ぼくはヒロシマを知らなかった」のこと。本日からロケが始まった。渋谷駅前で、番組の司会者田中圭君がオープニングのプレゼンテーションを行ったのだ。彼は、「ウォーターボーイズ」や「東京大学物語」などに出演していてよく知られている。彼の撮影が始まると、あっというまに30人ほどの人垣が出来たとか。ロケからもどったディレクターが幸先がいいという感じで報告してくれた。
彼を番組キャスターに起用したのは、2年前に「心の一つ」という番組で一緒しているからだ。そのとき、彼の繊細な感受性がとてもディレクターや私の心に残ったのだ。
このロケ部隊は明日から広島へ移動して本格的に撮り始める。私も、遅れて週末から現地入りする予定だ。
さあ、いろいろなことが動き出した。春は終わって、いよいよ勝負の夏。
リジョイスもがんばるぞ。
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