人が壊れるか組織が壊れるか
今朝、知人の奥様から電話が入った。「主人が仕事を辞めたいと言っているが、話を聞いてやってほしい」という内容だった。思いつめた奥様の声が痛々しい。
その人とは数年前いっしょに仕事をしたことがある。真面目でアタマのいい人だ。一度、彼が勤務する雪国の放送局へ訪ねて行って一晩酒を飲んだことがある。そのときに奥様とも会ったはずだ。生まれたばかりの男の子を連れていた。可愛い子だった。その子ももう幼稚園に行っているのではないだろうか。
彼に何があったのだろう。奥様の話によれば2年前にも鬱状態になり治療に通ったことがあるという。再び、その症状が出るようになったのだ。
近年、鬱病が増えていると聞く。
私の会社関係でもこの2年で4人から身の上の相談を受けた。会社の嘱託医は4人とも軽い鬱病と診断している。
それは違うのではないだろうか。鬱病というレッテルを貼る精神科医こそ問題だ。個人の資質とか感受性の問題なのであろうか。問題の本質を捉えてはいないと思えて仕方がない。
そういう人を頻出する人間関係こそ問題があるのではないか。何かあるとカウンセリングを受けろというのは、安易な措置だ。それは彌縫の策だ。
大きな危機が今ある、と痛切に思う。
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