ソナチアンからの手紙
今日、名前に覚えがない人から手紙が届いた。読んでみると、ソナチアンからだった。
2年前(もうそれだけ時間が経ったのだ)に、私が制作した「素顔のぺ・ヨンジュン」に参加した人物からのものだった。100人ほどの観客の中にいたそうだ。収録が始まる前に、プロデューサーとして私があいさつをしたので、名前を覚えておられたのだろう。内容は、近況の報告と番組制作のリクエストだった。以下、その一部を紹介しよう。
《こういう番組を作っていただけたらとの思いからです。
それは、「あの感動をもう一度RYUの歌でつづる冬のソナタ」というタイトルでRYUさんといっしょに歌う番組です。NHKホールなどで冬のソナタの名曲の数々、そしてRYUさんがハングル講座の中で紹介してくださった童謡などたくさんの歌をミニハングル講座を交えてRYUさんと歌いたいです。冬のソナタの音楽を大事に思っているかたは大勢いらっしゃると思います。どうぞよろしくお願いします。》
まいったなあ。テレビの企画というのは軽薄な面があって、今流行っていること、話題であることがポイントなのだ。どれほどブームになろうとも、過去の話題を掘り返すというのは相当の理由がないとできないのだ。このリクエストもそういう意味で難しいと思われる。
しかし、驚くのはけっして「冬のソナタ」現象は一過性でないということだ。あの思い出をしっかり胸に刻んでいる人が今も大勢いると、思った。
そして、大磯へ帰宅すると、出版社からブックレットの見本が届いていた。高野悦子さんと共同で作った『冬のソナタから考える』の7刷が送られてきたのだ。これこそ驚いた。2年前に出した本がまだ版を重ねているとは。
本当に、ソナチアンは誠実にあのドラマの思いを今もって抱きしめている。
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