7年交際した彼女に
7年交際した彼女にふられた後、半年後に二人が再会する話。ふった彼女もそれ以後付き合った人はいないとナレーションが語る。まるでヨリがもどるかのように番組は進む。
二人が再会する。このまま復活かと思っていたら、彼女は彼氏のその後の努力は認めるがヨリはもどらない、これが今夜の紳介の「キスだけじゃ嫌」の中味だった。
たかがバラエティと思いつつ、つい番組にのめりこんでいる自分を発見して驚いた。制作する側の、簡単に予定調和しないという決意、手法に、制作者のプライドを見た思いがする。
今の若い人のいい加減でだらしない付き合いかたにうんざりしている私に、結構目からウロコの恋愛のパターンをこの番組は見せてくれるのだ。
簡単にくっついたり離れたりするのが最近の若者の恋と見ていた私に、胸つまらせるような恋愛を、あの「だらしない」若者の中から出現させる本番組には、いささかまいった。つい涙がこぼれそうになるのだ。
やはり、人を好きになるという心の動きは、時代や風俗で簡単に「ワヤ」にされるわけではないのだ。
しかし、若いということは残酷だ。それほど人と人が熱く接近するなよ、やがて互いに傷つくだけだからということを、年長の私としては言ってやりたい気がする。でも傷つかないより傷つく恋をしたほうがまし、とも言ってやりたい。
命短し 恋せよ乙女
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