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定年再出発  


懐かしい空
by yamato-y
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増村保造の実力

娯楽としての映画


今、「黒の報告書」を見終わった。かつて大人の映画をぞんぶんに作った大映の作品である。
監督は才人の誉れ高い増村保造。この当時流行った黒シリーズの一本だ。こんな作品があることは知らず、本日ツタヤの棚で見つけて、それほど期待せずに見た。
 とても面白かった。ちょっとした法廷劇だ。原作はあの佐賀潜。本職は弁護士で一時マスコミによく登場した人物だ。実際の裁判を知悉しているから、裁判手続きなどに臨場感が合って画像が間然しない。

 なにより役者がいい。主人公の宇津井健は毎度おなじみの熱血検事だが、それ以外の大映系の役者がみなうまい。本当にこういう人物はいると思わせるほどの造形だ。中條静夫、高松英郎、潮万太郎という昔の脇役はいい仕事をしていたのだ。大映の専属ではなく、新劇から参加している小沢栄太郎、神山繁、は悪い役がはまる。意外に芝居が小さく思えたのが殿山泰司、上田吉司郎の両人。とくに殿山の演技はみえみえのところがありすぎた。もう一人、演技の問題ではなく脚本の問題であると思うが、ヒロインの叶順子の位置づけが不満だった。

とはいえ、叶順子という女優の存在は他にいない。それほど美形ともいえないが、ちょっとした瞬間に「女」がこぼれる。増村は叶をよく使っているが、おそらく惚れていたのだろう。

この手の映画はプログラムピクチャーだと思うが、黒沢の「天国と地獄」のそばにおいても恥ずかしくない作品だと思う。特別作品でなくレギュラーでこれほどのレベルに仕上げるところが増村保造の非凡なところであろう。

たしか、彼は三島由紀夫と東大法学部で同期のはず。三島が大蔵省にはいり、増村保造は通産省に入ったはずだ。二人ともすぐ役人をやめている。

そこから、映画に走るところが増村の面白いところ。彼は大映映画のエリートとして遇せられる。映画の勉強のため、イタリアのチネチッタに派遣されているのだから。

近年、やや評価が高まっているが、それでも低い。彼の娯楽作品のセンスをもっと見抜く能力の必要が、ファンの側にあると思う。すこし褒めすぎかもしれないが、本日見たビデオの中で一番面白かったので、さっきの不機嫌も解消した。

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by yamato-y | 2006-03-26 23:45 | ブロギニストのDJ | Comments(2)
Commented by m.i at 2008-06-15 21:31 x
yamatoさま。はじめまして。
叶順子さんを検索していて、このサイトを見つけました。

増村監督の作品は、どれもおもしろいけれど、苦い結末のものが多く、この「黒の報告書」もそうでしたね。
増村保造監督は、「私が使って納得した女優さんのひとり」として、叶順子さんを挙げられていました。早く引退されてしまったことが残念な女優さんでした。
Commented by 隠れた名作でした at 2008-11-30 15:05 x
増村は大好きで大体見ていました。だが、これは「黒のシリーズ」と思い見ていませんでしたが、DVDで見て驚嘆しました。
最後、宇津井が、「また人間を信じられそうだ」と言うところが良いと思いました。増村は、表現は極端ですが、人間を信じていると思う。
それに反し日活にいた中平康は、人間も役者も信じていなかったところに限界があったと思う。

叶順子は、当時大学生に一番人気があったと言われた女優でしたが、結婚してすぐに引退した。その後、大映が潰れたところを見ると先見の明があったと言うべきでしょう。
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