苦しいのは君だけじゃない

大江さんから教えてもらった言葉

今日、広島時代の「部下」が訪ねてきた。私と仕事をした後、東京へ出てきて数年後局を辞めた。その後フリーのディレクターとして、東京、福岡と移動しながらやってきた。

昨年、アクシデントがあって仕事が行き詰まりずっと悩んで引きこもっていたが、ようやく活動する気になって出てきたと言っていた。
少しやつれたかな。まじめで負けず嫌いでがんばって歩いてきたのだろう。三十路の半ばにきたのだから、少し休んだほうがいいかもしれない。

今が一番苦しいときかもしれないが、あと2ヶ月耐えろとアドバイスした。月日が彼女を救ってくれる気がしたのだ。桜が終わった頃またおいでと言って別れた。

　夕方、昔の取材ノートをめくっていたら、大江さんから教えてもらったウィリアム・ブレイクの言葉があった。
《他者に善を行わんとする者は、微に入り細にわたっておこなわなければならない。》

そうだ。彼女にもう一度連絡をとろう。このﾌﾞﾛｸﾞを見たら私に連絡をください。
この夏いっしょに番組を作ろうじゃないか。

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