シンクロニシティ4
河合さんの最終講義で、長新太さんの絵本を使ったと書いたら、さっそくコメントがはいった。
《この河合隼雄先生の有名な最終講義も関わっていたんですか!?またまた、衝撃を受けました。蝶々とは、もともとギリシャ語で、プシュケー(魂)という意味で、心理学者は必死で魂を追いかけているという話だったかと思います。僕は、長新太さんの「つみつみニャー」が好きです。不思議と、今、僕の机の上に長新太さんの書いた平凡社の文庫本(エッセイ)があって、これもシンクロにシティだなと思いました・・・。どうも、今、そんなことが起こりつつあるのかもしれません・・・それでは、失礼します。》
なんと、これも共時性だろうか。
ここに書かれた通りだが、河合さんはこう語った。蝶々とはギリシャ語で、プシュケー。魂もプシュケー。英語のサイコロジーと同じ語源。つまり魂を追う心理学者の姿は蝶を追うブタヤマさんは同じではないかということだ。クライアントの心を探していても、肝心なことはアンタの後ろにあるよ、そういうことを心理学者は考えなくてはいけない、というわけだ。
加えて、河合さんは気配ということを話した。目に見えることばかりでなく気配ということを感じることが大切だと強調したのだ。
そして、コンステレーションに言及した。ステラ、星座。星が繋がって形成するステラ。
この星星はそうなろうと繋がっているわけではない。でも、あるところから見ると偶然の一致のように、大熊、小熊、北斗、カシオペア、に並ぶ。人生にもそうやって意味もないはずなのに偶然に一致することがある、という話だ。
ここから、最晩年のC・ユングが物理学者W・パウリと共著の『自然現象と心の構造』で触れたシンクロニシティまで、遠くない。
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