総合格闘技
久しぶりに後楽園ホールに行った。格闘技の殿堂である。今夜パンクラスの9つの試合を見た。思ったとおりごつごつしたリアルファイトでよかった。
会場の雰囲気がいわゆるプロレスとは少し違う。子供や若い女性が目につくのだ。先日会ったばかりの佐藤光留選手が入場すると、可愛い声で「佐藤先生、頑張って」とかかる。
パンクラスは団体としてプロ部門以外にアマチュア男子やこどものためのレスリング教室を開いているので、試合となると教え子たちも集まるのだ。

軽量級の試合は技が早いが重くないので、一発で決まることがなく判定勝負ばかり。アマチュアレスリングのような整然とした試合運営だった。ところがヘビー級に入ると様子が俄然違った。パンチで出血しドクターストップもたびたび。1ラウンドの1分にも満たない時間でKOが出る。秒殺だ。
大石選手にも子供たちから声援が飛んだが、6センチ身長差がある相手にパンチをもらって顔を朱に染めた。しかしガッツのある人で二度のドクターストップをものともせず最後まで闘い、一時は相手をぐらつかせたが、判定で敗れた。パンクラスの選手はみなマナーがよくかつ試合に対しては貪欲な部分が分かりやすくていい。
佐藤選手はセミファイナルで出場。相手は180センチ、セイケン会館の桜木裕司選手。このところKOの山を築いている有力な選手。面白い試合を期待していた、が開始四十秒ほどで佐藤選手はラッキーパンチをあごに食いノックアウトされた。残念。だが、妙な遺恨も残さず、さわやかに退場していく佐藤光留選手であった。
当然だが、テレビと違って生の試合はいい。リングの中もそうだが、客席もまたずいぶんいろいろな人がいて、皆野次を飛ばしながら熱狂している。客同士でやりあう場面もなかなかいいのだ。会場には山本キッドがいた。
試合を堪能して、東京駅9時50分発の小田原行きにのった。試合を振り返りながら、さあて、どんな番組の企画になるだろうかなあと知恵を巡らすのであった。

残念なことに佐藤選手は敗れた

パンクラスでは戦いが終わると互いに讃える
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