地下都市札幌
4時過ぎ、吹雪はますますひどくなっている。今日も千歳発の欠航がいくつか出たという。明日は大丈夫かな。
大通りまで行き札幌局にあいさつ。あいにく統括は会議で不在。伝言を残して札幌駅に向かう。あまりの寒さに地下街へ避難すると、なんとそこにはおおぜいの札幌市民がいた。地上だけ見ていたら、とてもメガロポリスに見えない。さびれた町だと誤解していた。北の都は地下都市だった。考えてみれば当然だ。
駅の反対口に出て、北海道大学のキャンパスをめざす。ほんの3ブロックほど先にあった。
キャンパスは一面銀世界。細々と学生たちが歩くのみ。本当に美しい。冬の北大は初めてだがこれほどとは思いもよらなかった。
文学部に中国文学のT先生を訪ねる。先だって、スコットランドへご一緒した仲だ。先週、私の問い合わせに対して丁寧な返事をいただいたので、お礼かたがた伺ったが、あいにく講義中だった。伝言を残して引き返す。
キャンパス内をあちこち撮影する。かつてフィルムの時代は雪景色というのは露出がオーバーになったりしてうまくいかなかったものだが、今はデジタルだからすぐ結果が分かる。それを修正をすればたちまちきちんとした画が撮れる。雪にうまった橋、綿帽子の車、ブリザード越しのネオンサイン。
それから30分かけてホテルに戻る。最初寒いが歩くうちに体がぽかぽかしてくる。だが顔は冷たいまま。マフラーを巻き帽子をかぶり手袋をはめて寒さに向かっても、やはり今年の寒さは例年とくらべものにならないほどきつい。
今夜見る舞台は、昨夜の俳優たちとは違う。どんな芝居を見せてくれるのか楽しみだ。
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