年末年始の休みの前に
ボンヘッファーのことを調べようと局の書庫へ行った。
いつもより人が少ない。やはり押し迫ってぼちぼち休暇を取り始めたのだろう。
存外静かな書庫は居心地がいい。文学は800番台で一番奥にコ-ナーがある。
スタンダールとトーマス・マンを探しに行ったのだが、ちょっと日本文学に寄り道した。
古いエッセー本が並ぶ。吉田健一、室生朝子、三好達治、目白三平、安藤鶴夫、内田百閒、深瀬基寛、幸田文、飯田蛇笏、・・・将に垂涎の書ばかり。
本棚にもたれてパラパラページを繰るとあっという間に時間が経つ。安藤鶴夫は活字を通して声が聞こえてくるようだ。しかも独特の江戸っ子表現が出てくる。ためになるなあ。
合口の酒、なんて言葉を初めて知った。今度どこかで使ってみよう。その安鶴の本のタイトルが「おやじの女」。
いつもこの時期は読書を誓うのだが、休みに入るとダラダラテレビを見たりビデオを見たりでいっかな本を手にすることがない。29,30ぐらいはまあ適当に。31は大晦日だ、しんねり読書でもあるまい。明けて1はおめでたい日。2日から読書しようと意気込むと残す日はたった2日。
とこんなことにならないように。
今予定している本。ボンヘッファー、池明観、に関する本は必須読書。
日本文化のナショナリズム、昭和イデオロギー・思想としての文学、木が人になり人が木になる、メディアビジネスの攻防、大統領を葬った男、のうち最低3冊は読了したい。
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