白金ラビリンスコース
7月下旬から早朝ウォーキングを始めた。6時半起床しておよそ3~40分ほど自宅周辺を歩く。歩数にして4200から4400。それまで夕方に90分ほど続けて歩くウォーキングで12000歩を目指していた方法を変えた。東邦大学物忘れ外来のH先生の指導による。規則正しく早い起床をすることは認知症予防の基本と言われた。もう一つ大事なことは昼寝30分をとることで、必ずしも毎日励行というわけにはいかないが、出来るかぎり実行している。ということで一日1回のウォーキングを朝夕2回のウォーキングに改善した。合計で10000歩超えを目指す。
毎日同じ道を歩いてもつまらないのでコースを変えている。1,白金ラビリンスコース
2,高輪越え三田コース 3,目黒川沿い中目黒コース 4,広尾・有栖川公園コース。4つのコースで4000から4500歩。時間にして30から40分である。気に入っているのが1の白金ラビリンスコースで、自宅から200㍍のところに広がる白金台の裏庭にあたる窪地を周回するコースだ。白金台の谷底をさ迷うのだ。最初この道に迷い込んでなかなか脱出が出来なかった。坂と路地が複雑に入り組んでおり、すぐ傍に五反田駅前とか白金プラチナロードとかがあるとは思えないほど人気の少ない住宅街の道である。
自宅を出て首都高2号線の高速を越えて、崖線を下る。左手に池田山公園があり、右手には遠く東京タワーまでの眺望が広がる。家並みがきれいだ。この坂は日の出と向き合っており気持ちがいい。窪地のなかほどに大きな寺院の森がふたつあるが、アプローチの道が分からずまだそこまでたどり着いたことはない。公園の隣の谷底にNTT 関東病院の巨大な施設がある。病院の端にこの窪地の対岸の崖線があり、そこを登っていく。崖の中腹にある細道に立つと再び家並みが朝日を浴びて光っている。このコースは起伏が激しく坂道が10個以上ある。道はやがて白金の裏通りに入り、萩、さるすべり、木槿の花が咲き誇る生け垣の道を進む。ここまででおよそ25分。裏通りをつきっきると目黒通りに出る。目の前に自然教育園の森が広がっている。再び首都高を越えて目黒駅西口を目指す。駅でウォーキング30分4500歩となる。
8月の朝は朝顔、萩、木槿、百日紅の花が美しかった。9月になりここ数日の冷たい雨で萩が散り、今朝はとうとう百日紅の紅い花も散り落ちていた。木槿は予想以上に花持ちがいい。こうしたことに気づくのも白金ラビリンスコースの余得だ。