全国大学放送コンテスト
朝一番で、広島から京都へ向かう。冷気が厳しい。西条あたりでは山霧がわいていた。
8時半、京都着。タクシーで丸太町へ。運転手さんに今日は寒いですねと、声をかけると一番の冷え込みになるかもしれませんねとの返事。
全国大学放送コンテストの審査員として出席した。3部門23本の作品を立て続けに見て少々疲れた。だが、若い人の映像は興味深い。どんなことを考えているのだろうと、おおいに期待した。少しあてが外れた。意外にも真面目でお行儀がよい作品が多かった。
グランプリの文部科学大臣奨励賞は、ややぶっ飛んだラジオドラマになったのは、審査員一同もう少し弾けてほしいという思いだ。
このコンテストの運営は学生がすべて仕切っている。彼らが一生懸命敬語を使い、馬鹿丁寧にあいさつする姿が可愛いというかおかしくてならなかった。
昔、大学4年というとずいぶん大人に思えたのだが、今の私から見ると初心な生徒に見える部分がある。
夕方に終わり、すぐ新幹線のホームへ駆けつけると、ちょうどひかりがあったので乗り込む。電車が走り始めて、私の教えている大学の学生たちと会う約束をしていたことを思い出す。あわてて電話すると、案の定私の連絡を待っていた。でも電車は次の名古屋まで止まらない。見えないかもしれないが、平身低頭謝った。
ふと、窓の外を見ると、近江平野に低く垂れ込めた雲に、茜がさしていた。
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師走の京都駅