交流会「リジョイスの会」
昨夜は、目黒のアネックスで若い人たちと交流会「リジョイスの会」をもった。社会人2年から4年までの8人の男女、職種は主に出版、映像関係だ。違う分野や異なる世代と話をすることは実に楽しい。
感心したのは、いずれもしっかりとした考えをもってきちんと人生を生きていることだ。近年、青年にたいして失望することが多かったが、世代論でくくってはいけないのだということを、あらためて思った。
異彩を放っていたのがU君だ。フリーの編集者でありながら、横浜の馬車道でブックルームを仲間と開いている。会員制の、読書スタイルを提供する期間限定空間というブックルーム。「人と本との出会い」を演出する空間だそうだ。このシステムや経営の一端をU君から話してもらったが、一度の説明ではピンと来ない。今度ちょっと行って取材してみよう。それから、このブログで詳細を報告したい。
ともあれ、U君のひととなりが実に魅力的なのだ。いわゆる定職をもたず不安定な収入の暮らしのはずだが、フリーターと言われる人たち特有の社会不信や屈折など微塵もない。自分でまあフリーターのようなものかもと自己紹介したので、私もその言葉を使ったが、見る限りほこり高い自由人といったおもむきがる。しかも、将来期することをもっているようだ。
私の仲間にもドロップアウトして、山小屋を手伝ったり木工製造家に転身したのも幾人かはいたが、どこか世の中に対して拗ねたかんじがあった。
U君はまったくちがう。誇りと希望をもって人生を生きている。実にさわやかな思いが私の中に残った。
他の参加した人も面白そうなことを考えていたりしたが、詳しくはこれからにしよう。この「リジョイスの会」をしばらく定期的にやっていこうと考えているので。
お開きになり後片付けをしていたら11時を回った。なんとなく銭湯に行きたくなったのでタクシーを飛ばして目黒通りの松の湯に行った。12時までならいいということで慌てて飛び込む。客は私一人。ガラ―ンとした場内に湯の循環する音だけが響く。今夜の出会いを思い出しながら、熱い湯にゆっくり体を沈めた。
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