定年再出発 |
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2日目――ロンドン
朝9時集合。大英博物館に行く。途中、ラッセルスクェアを抜けてゆくと、大きなプラタナスの木が葉をすっかり落としていた。突然、リスが足元に飛び出してくる。ロンドンの街中でこういう 情景を目にすること自体うれしい。 ![]() 大英博物館(BRITISH MUSEUM=BM )まで、徒歩で5分。行ってもまだ開館していなかった。10時まで待つことにする。 開くとすぐに、エジプトコーナーへSU先生と足を向けた。先生の研究テーマのひとつにナポレオンのエジプト遠征がある。そのことと関係のある「ロゼッタストーン」をまず見ることにした。その石は大人が一人で抱えられるほどの大きさだった。びっしり象形文字が刻まれている。この石はBMの目玉の一つで、大勢の人が見ようと押し寄せていた。 この石からエジプト象形文字の謎が解明されたといわれるが、立役者であるフランス人のシャンポリオンの名前はひとつも書かれてありませんねと、SU先生は愉快そうに語る。当時、解読競争があってイギリス人のライバルの名はあってもシャンポリオンの名は意図的に消しているのだろう。やはり、どこでもナショナリズムはあるもんだ。 SU先生が注目した部屋が「啓蒙主義の部屋」と銘打たれたコーナーだ。ここは貴族の収集室を再現している。世界各地の珍奇なものが雑多に集められている。かつて貴族は自分の力を誇示するために屋敷内に、こういう部屋、「キリオジテ」を作ったそうだ。そこにはギリシャ、ローマ彫刻、陶器から人魚のミイラまである。書架にはギボンの『ローマ帝国滅亡史』(1702年)などの初版本がずらりとあった。 中国、陶器の部屋へ行く。ここはTO先生の専門だ。先生はここであらためて確認したいものがあった。先生がここ数年研究している「柳伝説」文様の陶器だ。美しい文様の入った絵皿が陳列してあった。 館内のあちこちを走りまわったが、心に残ったのがバビロニアのアッシリアのコーナーだった。巨大なレリーフが刻まれている。大王の力の起源を表した文様があった。世界樹だ。世界を統べるものとしての木。おそらくナツメヤシであろう。これが大壁画の中心にあるのが印象に残った。 ![]() ![]() 14時過ぎ、そこを出てトラファルガー広場を通って国会議事堂のあるテームズ川河畔まで歩く。途中、戦争の記憶を印したモニュメントがいくつもある。第2次大戦でなくなった女性兵士の碑や第1次大戦の犠牲者の碑などを、SU先生は興味深げに見てあるく。 ウェストミンスター議事堂のビッグベンは絵葉書などでよく見るものだ。建物の下1メートルのところまで川が迫っているのには驚いた。対岸に大きな観覧車があって、ゆっくり回っていた。 15時、ナショナルギャラリーに入る。さっそくレオナルド・ダ・ヴィンチの「聖母子像」のエスキースを見る。きちんとした油彩画もすばらしいが、こういう素描を見るとレオナルドの技量の凄さを改めて知る。この絵はかつて銃弾が貫通したことがあるのだが、そういう名残をいっさい見せない見事な修復がなされている。 SU先生の好きなゴッホの作品群を見る。ゴッホの奇妙な色遣いも気になるが何よりものの形をぐいと把握する能力には感心する。フェルメールの作品が2点あったが、メトロポリタンの名作にくらべるとくすむ。ホルバインの「大使たち」は以前から好きなだまし絵の挿入された名作だ。ここで会えて嬉しかった。ミケランジェロやラファエロはそれほど心に残らなかった。ターナーの風景画の数点とドガの人物画が心に残った。 16時半、レスタースクェアにある中華街へ行く。途中、1軒の古書店をのぞく。いい本がたくさんあった。イギリスドキュメンタリーの理論家ポール・ローサ関係の書籍を購入。値段は12£とやや高い。 中華街では頂好飯店に入った。コース料理を頼み、タイガービール、ワイン、紹興酒、を飲む。20時過ぎ、店を出て30分かけてホテルにもどる。夜の町が美しかった。大きな月がこうこうと照っていた。 来られた記念に下のランキングをクリックして行ってくれませんか ![]()
by yamato-y
| 2005-11-25 15:36
| ブロギニストのDJ
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