定年再出発 |
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あの皿うどんがも一度食べたい
長崎のオフィスは国鉄長崎駅駅前の西坂にあった。裏の丘に 26聖人の記念公園、博物館がある。 その博物館の向かいに、天宝閣という中華料理店があった。結婚式場も経営していて、内部は 思いのほか広い。山の尾根を巻くように建物があって、まるで蛇のようににょろにょろした 建物だった。 この広い店にもかかわらず、いつも客がいない。仲間と出かけると戸をあけて大きな 声で呼ばわらないと、店員が出てこないことが多かった。つまり流行っていないのだ。 味が悪いからか。そんなことはけっしてない。いや、むしろとびきり美味いのだ。 皿うどんと聞くと知らない人はうどんの一種、焼きうどんのようなものを想像するだろう。 ぜんぜん違う。どちらかといえば、焼きそばに似ている。皿うどんには2種類太麺と細麺がある。 細めんはパリパリのちりちりしていて、これに具のはいった餡かけがかかる。ふと麺は スパゲティほどの太さで、ごろごろしていて歯ごたえがある。ゆでてあって食べやすい。 地元の人は細麺を好むが、よそ者はたいていふと麺を食す。 これにソースをかけて食べるのが長崎正統派だが、東日本から来た者は 酢をかけるのが常だった。 皿うどん、そのものはややあまい。これにウスターソースがかかると、さらにべとつく。 逆に酢をかけると、味がしまりかつ甘みがところどころ顔を出して、すこぶるうまいのだ。 おまけに九州はいったいに量が多い。値段のわりに食べがいがある。これ一つで おなかがいっぱいになったものだ。 夏の暑い日でも、天宝閣へ皿うどんを食べに行った。森閑とした建物の一角に陣取って 窓をあけると、そよろ風が吹いてきて気持ちいい。他に客がいないから大声で仕事の不満 上司の悪口をいった。ときどき、隣の部屋の戸があいて、その話題の主だったりするとあわてた。 出来立ての皿うどんを汗をかきながら、かつ生ビールをいっぱいひっかけながら食べると 「羽化登仙」のここちぞする。ああ、長崎はよかたい。テンポーカクの皿うどんは絶品たい、 などとほざいておった。 数年前、久しぶりに西坂をあがったら、天宝閣は廃業していた。おいらたちのような 柄の悪い客だったからかなと、一瞬後ろめたい気分になった。 でも、しだいに腹がたってきた。なんじゃ。これではもう皿うどんに酢をかけて食べる 快楽がなくなったではないか。 あの皿うどんがも一度食べたい 来られた記念に下のランキングをクリックして行ってくれませんか
by yamato-y
| 2005-11-15 21:22
| 30年の自画像
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Comments(2)
小生も長崎市出身なので、長崎のオフィス周辺の様子がありありと浮かんできます。そう言えば、中華料理店みたいな店があったなあという感じです。一方通行の道だったので、まさに店の前を通り過ぎるだけでした。
なるほど、流行ってませんでしたか。 ▼他に客がいないから大声で仕事の不満上司の悪口をいった。ときどき、隣の部屋の戸があいて、その話題の主だったりするとあわてた。 こういう経験というのは確かにありますね。なぜだろう? ▼出来立ての皿うどんを汗をかきながら、かつ生ビールをいっぱいひっかけながら食べると 「羽化登仙」のここちぞする。ああ、長崎はよかたい。 まったくもって、おっしゃる通りです。なんという豊潤でここちよい時間!
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先日天宝閣は今もあるんだろうか?
とフト思いググってコチラへたどり着きました。 私が子供の頃はうちに来客があるとここからよく皿うどんの出前をとっていました。 私自身は一度もこの店へは行かずじまいでした。 その後半生記近く経つ間に長崎の中華街や他県の中華店で皿うどんを食べてみましたが 天宝閣の皿うどんが一番うまかったなぁと今にして思います。 なくなっていたとは残念ですが、あそこは地の利が悪く車道に面してなく 急斜面の階段途中にあったので他へ移ったのでしょうね 長崎に天宝閣は他にもあるようなので…。 昼食にあそこへ行かれていたということはかなり登らなくてはならず いい運動になったことでしょうね。
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