定年再出発 |
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日吉の丘
2ヶ月ぶりに動画作りを教えているジャスミンのオフィスに行った。ジャスミンは知的障害を持った人たちの授産施設が本業で、他にグループホームをいくつか所有している。メンバーは養護学校を卒業したばかりの若い人から50代の女性までおよそ30人が横浜の日吉にあるオフィスで働いている。午前中は中華菓子を作り、昼からは三々五々お話をしたり楽器を演奏したり太極拳を演じたりしている。 午前10時前に行くと、全員で太極拳の体操を始めていた。みんなすごく愛想がいい。私を見つけると寄ってきて「こんにちは」と声をかける。発語できない人も指で話しかけてくれる。指導をしている先生がいつもより多いのでそのことを言うと、今年ジャスミンに入社してきた新人の先生だった。責任者はクァンさん。日本の大学で学んだ中国の人である。在住して20年になるそうだが、日本語は未だ得意ではないらしい。でも一生懸命コミニュケーションを取ろうとする。何事にも一生懸命の人だ。
去年の春から、このメンバーたちに映像の撮り方や編集の仕方を教えてきた。これまでに、横浜の障害者フェスティバルに出場した演劇や浅草の町の紹介リポートなどを作ってきて、最終目的であるパラスポーツに出場する仲間を描いたヒューマンドキュメント「市川君の3000メートル」に去年の秋から取り組んで来て、ようやく作品が完成し、その最終試写を本日メンバー全員といっしょに行った。 市川君は話をすることは出来ないが、こちらの言っていることは分かる。ジャスミンのメンバーはいわゆる言葉を介さなくても市川君の気持ちは理解できるらしい。取材を終えて別れるときいつも「いちかわくん、ありがと」と繰り返すと、市川君は指を立てて“返事”をしている。 撮影は3台もしくは4台のスマホのカメラ。編集はディレクターの金沢君が中心になって音楽を入れたりテロップを入れたりしてパソコンで作り上げた。これまで3回ほど試写をして、改善点を指摘してきたが、金沢君はその都度クリアしてきた。さて、今日で最終決着がつくか、半ば期待し半ば不安を持って試写に臨んだ。
番組の尺(長さ)はおよそ20分。舞台は市川君の自宅と横浜日産フィールド小机。場面は自宅で練習前の支度をする市川君の様子。自宅から会場までの車移動。会場の日産フィールドでの準備体操から本番。なぜカメラが複数あるかというと、1周400メートルを走る市川君を一人で追いつくことができないので、4人で分担してトラックの4分割を受け持って撮影したのだ。この中には選手の市川君と同じ早さで走りながら撮った沼さんのような豪の者もいた。
さて、番組はどうなったかというと、物語が始まるや間然としたところがなく、するすると進み、最後に本番レースのラストの周回で市川君が苦しそうな表情を見せながら、それでも懸命に走り続ける姿をカメラはじっと見つめていた。見終わった後味が良かった。最後にずっと傍に居て見守っていたお母さんがインタビューで「練習はみんなと走るから大丈夫だけど、レースは一人で考えて走るのだよね。今日はよく出来たと思う」と答えていた。印象に残る言葉だった。 予想以上に仕上がっていたので、私はジャスミンを早めに出て、慶応日吉キャンパスに向かった。ここの学食で鰤の煮付け定食を食べたかったのだ。12時を過ぎると新入生がどっと入るから、なんとしてでも昼前にと。小ライス、マッシュポテト、味噌汁、そして鰤煮、締めて380円。ヤスイ。 学食は好きだ。あの若者の雑然とした野放図な姿があちこちにある風景は気持ちが安らぐ。トランプをしている6、7人の男女がいた。何が楽しいのかケラケラ笑っている。ぼっちメシを食べているのはほとんど男子。ファッションで気づいたのだが、女子の多くがGジャンを羽織っていた。長めのスカートだったりパンツだったり。 食べ終わって、キャンパスの一番高い丘の「展望台」に立つ。向かいに矢上キャンパスを遠望する。ここがお気に入りの場所で、ベンチに腰掛けてぼんやりするのが好きだ。
たんぽぽをぽぽと吹かば恋成就 登羊亭 来られた記念に下のランキングをクリックして行ってくれません
by yamato-y
| 2019-04-15 18:22
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