忙しいことは嫌ではない
本日は、「スーダラ伝説~植木等・夢を食べつづける男~」のナレーション作業だったので、終日バタバタしていた。
朝9時半に開始して午後4時前には、かたがついた。110分もある番組のナレーションで
こんなに早く終わることができたのは、U山ディレクターが事前に原稿を整理していたこと、作業手順が手際が良かったこと、語り手が集中力を途切らさなかったこと、によるだろう。
しかも、効果音や音楽が先にきちんと収録されてあったので、語り手は「読み」の雰囲気にうまく乗ることができた。さすが、語りの名手国井さんだ。
近年は、「プロジェクトX」の司会ばかり喧伝されるが、元来ドキュメンタリーのナレーションのうまさでは、群を抜いていた。国井さんは魂で読む人だ。気持ちがぐっと入ると、語りに張りと艶が浮き出てくる。
U山ディレクターは、最初のナレーションのリハーサルを聞いて音楽の設計をざっくり見直し、出来るだけ国井さんの詠んでいるところの音楽は消去するようにした。その判断は適切だった。
植木さんという人物は本当に魅力的だ。編集作業で微細にその人生を検討すればするほど、ふくらみを持つ人だと分かって感動した。
現在、11時15分。やっと家に帰ってきて、ブログに向かっている。
いよいよ明日はテロップを入れて一応完成となる。
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