瑠璃色の週末
水曜日から京都へ出た。フランスのクラシック界を代表するリュドミラベルリンスカヤさんのぴあの演奏会に立ち会うことがまず第一目的。例によって、このコンサートの仕掛けは若林暢財団がすべてをしきっている。つまり橋本女史の深いみむねで、大学の1ほールを活用して、「楽譜のメディア性」というレクチャーコンサートが開かれたと言って過言ではないだろう。「イベント」は第1公演と第2公演の2部になっていて、一部は杉本ゼミの学生たちへの授業。そして2部は市民への演奏会となっていた。
午後3時半からの2部は予想以上のオーディエンスが集まり、充実した音楽会と なった。春の穏やかな昼下がり、京大農学部の益川ホールでは熱い音楽会が開かれていた。むろん、このイベントの目的は、「若林暢を偲んで」ということであった。
長時間の緊張が解けた打ち上げではリュドミラさんをはじめスタッフははしゃいだ。それほどコンサートは充実し愉快な時間だったのだ。
この打ち上げを終えて京都駅に向かう。私は前日発生した課題を解決するため広島へ飛ぶことになった。忙しい、でも楽しい。