バブルの3つの悪夢
山手線の雑誌の中吊り広告が気になった。「エコノミスト」のキャッチが、「バブル前夜」。
「アエラ」の文句が、「バブルふたたび、3つの過剰解消、理想的筋肉経済が高度成長を招く」とある。なんだか、バブルが来て嬉しいという論調だ。
不景気も嫌だがバブルはもっと嫌だ。あの頃の「アツカマシサ」がまたやって来るのかと思うとウンザリの心境だ。
私の信念としてゴルフと株はやらないことにしている。
バブル末期はまさに猫も杓子も株だった。こんなときに株をやらないなんて時代が読めないのではないの、それでジャーナリストっていえる、なんて皮肉を言われたことも一再ではない。
バブルの3つの悪夢
その1、タクシーがつかまらない。運転手が横柄で威張っている。
その2、食べ物を粗末にする。残飯とはいえないものがドサッと捨てられた。今も続いている。
その3、行楽地、盛り場(スキー場、クラブ、温泉)での馬鹿騒ぎ。
ああ、またこんなことが再来するのか。
まことに不思議なのだが、石油が枯渇するのは必然なのに、資源をどんどん無駄遣いする。
バブルで社会格差は確実に広がる。とすれば社会不安が広がるはず。
なんで儲かった財を、例えば電柱の地中化とかに使わないのだろう。街の汚い看板を整理させないのだろう。ごみのリサイクルシステムを整備することに使わないのだろう。
幼い見方かもしれないが、そういうものへの投資にマネーが向かうのでなく、マネーはマネーを求めるというあの論理がたちはたらくのだろう。それがバブルだと、私は思ってしまう。
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