命授かる
昨日の午後1時過ぎにマゴが生まれた。69歳にして、やっと一人誕生だ。
夕方、取材を終えたあと、世田谷の病院に駆けつけて顔を見た。体重3000を越えて骨格もしっかりした男の子は元気な泣き声を聞かせてくれた。抱いてみろと言われたが、なんだか壊れそうで「まだいい」と遠慮した。
不意に金子光晴の「若葉よ」を思い出した。金子のメッセージのようなものが腑に落ちた。ところで、父親である息子はマゴにどういう名前をつけるのだろうか。
息子は30年以上前の12月1日に生まれた。その子供は12月6日。
私が顔を見たのは午後6時を回っていた。病院の玄関は閉まって、救急出入り口から入った。病院といっても産院だからなんとなく暖かい空気が漂っている。おなかの大きい妊婦たちがケータイを手にしてせっせと歩いていた。ユーモラスな光景だ。
マゴの顔は父親似か母親似かと話題になったが、どっちも似ているということで落着。どっちでもいい。元気であればそれでいい。男の子だけあって、泣き声が太い。
午後8時、マゴの母親つまり嫁の親御さんが名古屋から駆けつけた。そちらも初めてのマゴということで嬉しそうだ。みんな笑顔になっている。真ん中の籠にバンザイしたマゴが眠っている。
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