京都へ
ずっと家にいた。今日から京都へ行く。今頃の京都はいいよなあ。ぜいたくを言えば
もっと秋が深まって肌寒いくらいなのがいいのだろうが、でも楽しみだ。
3日間、話すことの下調べも一応やった。使用するビデオも20本ほど送った。
昨年使用したものと加えると40本ほどあるから、何とかつないでいけると思うが。
先週、池明観先生と会った。夜間神学学校の集中講義のため来日されたのだ。相変わらずお元気でどこへ行くにも歩いてだ。帰りの車を用意しようと思ったら歩くことが老化防止ですと、断られた。渋谷の大盛堂がなくなって店舗がかわっていることを嘆いていた。
引退したのでもう動きたくない、できれば北京へ旅行したいと言った。先生は戦前少年時代北京に住んだことがある。「北京の秋はすばらしいですよ、京都と同じくらい」と手を広げた。でもあの城壁を壊したのはよくなかったですね、古い趣のある都がずいぶん減りましたよと残念がる。「だから西安に行こうと思います」始皇帝の古い都を一度見たいのでと笑った。
京都はまだ寺院が残っているが、町並みがどんどん変わっている。北京のようにならなければいいのだが。寺院の壁が壊されて駐車スペースになり、外から御堂が見えるものほどあさましきことはないと、兼好法師をきどる。
今回の滞在中に、山中貞雄のゆかりの場所を見ておきたいと思う。今、ある映画監督が彼の人生を描いた映画を構想していると聞いて、気になったのだ。ついでに伊丹万作が戦争中臥せっていた家も見たい。家はないかもしれないが、その界隈を見ておきたいのだ。
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