出て来い、糞×××
のっけから汚い言葉ですみません。先に謝っておきます。
でも、あまりにクソ×××が頑固でイナセなのでつい憎まれ口をきいてみたくなった。
キネマ旬報の今月号を読めば、高峰への私の愛憎が分かるだろう。
その記事は成瀬巳喜男の思い出について、高峰が本当に久しぶりに発言しているのだが、そこで語られている高峰の成瀬像は何と魅力的なことか。そのまなざしは何と純粋なことか。これほど高峰が純粋に生きてきたということに感動する。(まさかこのブログを本人が読むとは思わないが、もし読んだら冗談じゃないよとはき捨てるにきまっているが)
衛星第2の映画劇場支配人Wアナとは同じ席にいる。彼がこのキネ旬の記事を教えてくれた。彼いわく、日本映画史上最大の女優は高峰秀子、否すべての役者の中で最高は高峰秀子だと断言する。私も異論なし。
彼女が最も出演した監督の映画は成瀬だ。成瀬と高峰の関わりについてはキネ旬を読んでもらいたい。仏頂面して話しているのに、なんでこんなに優しいのだ。
前から思っていたことがある。高峰は梅原龍三郎や文豪に可愛がられたというが、それではまるでジジゴロシのようだが、絶対違う。高峰の人間実存(こんな表現はないが、他に言葉を知らない)を、ジジイたちが発見して感動したのだ。きっとそうだ。
私が声を大にして言いたいのは、「この喰えない女優がまだ生きている」ということだ。同時代の人間として今も同じ空気を吸っている。当年81歳のオニ×××だ。十数年前に映画の引退を表明し4年前には筆も折った。なぜだ。あんなに面白い文章を書くのにすべてから降りたなんて。なぜだ。今回キネ旬に引っ張り出し報告をした「娘」の話によれば、家に閉じこもってもっぱら好きな本を読みたいと、のたもうたそうだ。許さん。バカヤロー。
天下の高峰秀子は休んじゃいけねえ。生まれてから死ぬまでずうっと他人(ひと)のために生き、他人(ひと)に夢を与える――それが、あんたの運命。と本人に言ってやりたい。
こんなくえないクソ×××を生きていることが分かって黙って見過ごせるかよ。死ぬまでにもう一度カメラの前に出てこい。あんたには責任がある。最後にカメラの前に出られないくらいなら、最初から出てくるな。子役だったにしろ、最終的には自分が決めたのだろ。成瀬巳喜男なんかに殉死するな。あんたの芝居に夢を見た観客全員に殉死しろ。
「二十四の瞳」の大石先生、「浮雲」の恨みがましいオールドミス・・・万人の心を火傷させたのだ。そういう所業に殉死しろ。
その前に、カメラの前に出て来い。出てきて話をしろ。シテクダサイ。
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