デジタルストーリーテリング
愛知淑徳大学の小川先生に話しを聞いてきた。先生は、今年イギリスのBBCで行われている面白い試みを調査してきた。ワークショップ形式で、毎回10人の住民に2分ほどの「映像」を4日間で作らせて、それを放送に流したりサイトに載せたりするのだ。この作業は映像を結果として得るだけでなく、制作過程で互いにコミュニケーションをし合い民主主義を育てることになる、と小川先生は見ている。
その映像というものを実際見せてもらったが、パソコンで自分のアルバムにある写真を加工し、自分の声でナレーションを付けた、いわば自分史、自分語りの作品であった。住民は、パソコンなど苦手な70代の女性から移民の男性までさまざまな職業、年齢、階層のメンバーだった。
写真を利用することがミソで、最初にナレーションを作ってそれに映像を合わせていくという合理的な作業でなるほどわずかな期間でできるはずだ。これは「デジタル・ストーリー・テリング」と言って、英語圏を中心に世界的に広がっていると、小川先生は語っていた。
いつか、このブログにもそういう手法を取り込むことができれば面白いだろうなあと思った。
愛知淑徳大学は名古屋の郊外にあって愛知万博の会場のそばだった。最寄の駅には万博入場者の長い列があった。
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