きっぱりと秋が来た
今朝、きっぱりと秋が来た。明け方、気温が下がり肌寒いほどだった。
庭に降り立った。夏草の中に秋が混じっていた。雨など降っていないのに露がぐっしょり。
朝からせみ時雨というよりせみシャワー、降るようだ。蝉は最後の命を振り絞っているのだろう。
テレビは朝から総選挙の話題ばかり。劇場選挙というがそれでも無関心よりいいというわけか。争点となる民営化、年金、どの党首の話を聞いてもいいように聞こえる。
内政ばかり論議されているが、外交はどうなんだろう。内田教授のサイトにも書かれてあったが、アメリカでは日本の評価が下がり始めているという。アジア外交は拙劣だしイラク派遣もうまくいっているとは思えない。この国はステゴザウルスになっていくのか。
通勤の電車は空いていた。明日から学生や勤め人が動き出すのだろうか。
多摩川の鉄橋を越えるとき、河原に青いビニールシーツハウスが何軒も甲羅干ししていた。先日の雨でどの家も大変であったのだろう。
昭和30年代前半まで、上京すると橋の下に家がいくつもあったが、オリンピック以降めっきり減っていた。それがこの数年、雨後のたけのこ状態で増えている。そこに暮らす人もそれほどやつれていない。家はなくても生きるのは難しくない世なのだろうか。
相模川も多摩川も水面をわたる風はめっきり秋。季語の「今朝の秋」か。
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