定年再出発 |
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あの子らに会いたい
時々私のブログを覗いてくれる謎野さん。彼のブログで見つけた短歌。 「おかあさん」吾子の呼ぶ声今もなお耳に残りて振り見る彼方(酒童子) この歌の感想を謎野さんは、こう記しています。《別れて住む一人娘のことを想うとき、多くは現在よりも過去の幼かったころのことを想います。小さいころの娘が「おとうさん」と呼ぶ声は、せつなくも懐かしく「今もなお耳に残」っていて消えることがありません。 生きている娘に対しての父親でもそうだとすれば、もし吾子を亡くした母親ならば。 娘にもしものことがあったならとても生きてはいけないと思っていたころの、せつない親心をありありと思い出し、胸が痛くなりました。》 この歌の作者は子を亡くしたとして謎野さんは、かくもやさしく解釈をされた。歌もさりながら解釈者の娘に対する思いも重なって、この歌は私にも響くのです。 私は30、40代は仕事人間だった。毎日、番組のことしか頭になかった。どうすれば話題になる番組を作れるか、そんなことばかり考えていた。土日もなく働いた。春休みも夏休みも長い休暇はほとんど取得しなかった。 上の息子が小学校高学年の頃(下の娘は幼稚園に行っていた)、家族はよくディズニーランドへ行っていた。社宅の仲のいい家族が集まって、亭主抜きでこどもらを連れて行ったのだ。ニュースを読ませればぴか一のIアナウンサー、H元ベトナム特派員らの家族と合流して行っていたのだ。 自慢ではないが、私は日本のディズニーランドへは行ったことがない。30年以上前に本場ロスのそれには行ったが。 最近、こどもらと話すと「お父さんは、あの時いなかったよね」と駄目を押してくる。たしかにそうだ。子供らのために家庭サービスをやった記憶がほとんどない。 今になって悔やむ。その場にいたかったと。犬の子みたいにころころじゃれあうようにして子供たちと遊んでみたい。遊園地でソフトクリームを買ってやりたい、スプラッシュマウンテンの長い列に並んでみたい。――今頃になって夢想するのだ。 なぜあの時、子供たちがそうしてほしいということに耳を傾けなかったのか。 我が家の玄関には息子と娘の幼稚園時代の運動靴が飾ってある。小さくて可愛いドナルドダッグ印の靴。見れば、胸がかきむしられる。仕事よりあの子らとの時間をもっと大切にするべきだった。 ――徹夜明けで寝ていると、枕元でドタバタする子供らを声を荒げて叱ったりした。何かにつけ怒鳴ってばかりいた。とり返しのつかない過ぎ去った時間・・・。 ただし、私が会いたいあの子らは、今の成人してえらそうな顔をした息子や大学生になったばかりの娘でないことは言うまでもない。 あの子らが目の前のこいつらだとは到底思えない。今いるのは生意気な男と口うるさい若い女だけだ。 私が会いたいあの子らは、現在の彼らではない。それができないから切ないのだ。 来られた記念にランキングをクリックして行ってくれませんか
by yamato-y
| 2005-08-24 23:01
| 登羊亭日乗
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Comments(3)
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犬の子みたいにころころじゃれあうようにして子ども達と戯れる・・・。もう10年以上前の記憶が蘇りました。もう決してできないから切ない、本当にそう思います。小さな子ども達が大人のタマシイを励ます力は偉大ですね。親子関係で言うと母親と子どもの結びつきばかり強調されますが、最近父親(男)の子どもを思う心について考えます。父親が子どもを思うとき、それは私たち女性に想像がつかないほど悲痛な思いを秘めたものなのではないかと。
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酒童子さんの短歌をぼくの評と併せてを取り上げてくださり、ありがとうございました。
ぼくも「出銭ランド」(および万博と称するイベント)には未だ足を踏み入れておりませんが、小学校低学年までは娘と徹底して遊びました。 あんなに楽しい思いを(切ない思いも)させてもらったのですから、もう娘には一生分の親孝行をしてもらったと思っています。
ありがとうございます。
わたくどもの拙歌にコメントをお寄せいただき感謝です。
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