衰弱するエンターテインメント
さきほど「エンタの神様」を見た。1年前の熱気はもはやない。
笑いが面白くない。まあ、この番組は「爆笑オンエアバトル」が切り開いたものをうまく
料理したのだが、それにしてもここ2,3年あった笑いのニューウェーブが急速に力を失いつつある。衰退しはじめたと言っていいのではないか。今、比較的私が面白いと思うのは、南海キャンディーズぐらいかな。彼らは本日出演していなかったが。
若者文化の牽引車としてきた笑いがつまらないだけではない。音楽もいい曲が生まれない。
でも一番危機的なことは、ハリウッドの凋落だ。興業成績はそれほど落ち込んでいないのかもしれないが、映画そのものはまったく輝いていない。リメイク、CG多用で映画に厚みがない。日本だけでなく、アメリカもまた若者志向しすぎたのか。大人が見るに耐えるような作品がまったく減った。そして、それは確実に映画製作能力が落ちてきているといわざるをえない。
70年代後半に、ポップカルチャーが大きく注目され始めた頃、それまで厳めしい気取った「文化」に対して、新しい空気が供給されたみたいでうれしかったのだが、今や
そういうものだらけに成り果て、「連作障害」を起こしている。
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この写真は、最近気になるブログ「デジカメって最高!」から拝借しました。夏のけだるい午後を思い出します。