悪夢か
今ニュースで伝えられつつある北朝鮮のミサイル発射の映像を目にしたとき、一瞬眩暈がした。1986年にソ連の亡命映画監督アンドレイ・タルコフスキーによって製作された映画「サクリファイス」の巻末のシーンを思い出した。今見ているこの「画像」は本当に起こった出来事なのだろうか。まさか、稀代の悪戯家が仕掛けたなーんちゃって映像ではないのか。
もし本物とすれば、そのミサイルが巡航している最中にアクシデントが起きて墜落、不時着もしくは爆発する可能性はきわめて高いのでは。たしかに、局の男性アナは緊張して原稿を読んでいる。一方、首相談話となると、…憂慮する、と官僚の書いた原稿を棒読みするだけでまったく切迫感がない。みんぽうの他のチャンネルもほとんど報じていない。この漫画的な国民間の温度差はいったいどう考えるべきだろうか。
昨日あたりから桜島が噴火をし、北関東東北で地震が頻発、さらに台湾 南部で激震が発生している。自然の猛攻にさらされる危殆をはらみながら、今の我々はフィクションではない「核戦争」の悪夢と向き合っている。この緊張にいつまでどこまで耐えることができるだろうか。
翁長沖縄県知事の率直な恐怖に強い共感を抱く。今、ここにある危機。-
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