川谷拓三、山田宏臣、大島みち子
今、制作している番組は、昭和に活躍し亡くなった三人の人生を描いている。
ロケ、スタジオでの収録、を終えて、現在編集作業の真っ最中だ。
編集というのは地道な作業だ。1カット毎につないでいって物語りを紡ぎだすのだ。この作業のポイントは物語が流れているかどうかだ。筋が通り、登場人物に共感できることだ。なかなかそれが出来ないので、制作担当者は悩み苦しむのだ。
大島みち子、川谷拓三の2つの素材をめぐって、この10日間ずっとディレクターや私たちの頭を悩ましてきた。物語がうまく成立しないのだ。
昨夜、10回目の試写をした。「大島みち子」は実に美しく流れた。あるシーンでは自分たちの表現でありながら感動を覚えた。私の側らにみち子さんがいる、と感じた。
「川谷拓三」は番組のメッセージがなかなか見つからないでいた。それが、昨夜試写すると一つのメッセージのヒントが浮かび上がってきた。目に見えない川谷さんがそのヒントを私たちに渡してくれた、そんな気がした。
編集のスケジュールは今日が締め切り。夕方に行われる最終試写で、出来不出来の確認することになる。
私たちが作業をしている側で、大島さん、川谷さん、山田さん、たちがニコニコ笑って見ているような気がしてならない。
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