8月7日、大島みち子さんの命日
本日は、会社に出てきて仕事をしている。大島みち子さんの番組を編集していて、最後の追い込みに入っているのだ。
そして、重大なことに気付いた。今日はみち子さんの命日だった。今から42年前、
大島みち子さんは軟骨肉腫という難病のためこの世を去った。21歳という早い死であった。
――みち子さんは医師から病名を告知されたとき、大きな衝撃を受けている。外見明るく振舞うが、内面は違ったのだ。後で日記でも明かしているが、彼女はこのときたくさんの睡眠薬を手に入れている。また、従兄弟にもその心境を打ち明けている。
その手紙を、今回、私たちのチームは発見した。詳しいことは、秋の初めに放送される
番組を見て欲しい。
みち子さんは吉永小百合にも負けないくらいの美少女だった。残された僅かな写真を見ても分る。かつ幼い頃から優秀で、困っている人、小さな存在に対してやさしかった。将来はジャーナリストかソーシャルワーカーを目指して、同志社大学社会学部に入学している。
だが、そこをわずか4ヶ月で休学することになるのだが、・・・
彼女は、入院して手術を受けたあとも、困っている人のサポートを甲斐甲斐しくはたした。
彼女が危篤に陥ったとき、大勢の患者や家族から、あの子の命を救ってほしいという声が
あがったという話を、私たちは知った。
本当に、ピュアな人がいるという、メッセージを大勢の人に伝えたい、私は今そう思っている。みち子さんが病床で書いた詩を紹介する。注意して読んでもらいたい。
病院の外に、健康な日を三日下さい
一日目、私は故郷に飛んで帰りましょう
そして、おじいちゃんの肩をたたいて、それから母と台所に立ちましょう
おいしいサラダを作って父にアツカンを一本つけて、妹たちと楽しい食卓を囲みましょう
二日目、私は貴方の所へ飛んで行きたい
貴方と遊びたいなんて言いません。おへやをお掃除してあげて、ワイシャツに
アイロンをかけてあげて、おいしいお料理を作ってあげたいの。そのかわり、
お別れの時、やさしくキスしてね
三日目、私は一人ぽっちで思い出と遊びます
そして静かに一日が過ぎたら、三日間の健康ありがとう、と笑って永遠の眠りにつくでしょう
恐るべきことに、彼女は人のために何かをしてあげたいということにばかり語っているではないか。
大島みち子さん、今生きておられれば63歳ですね。 合掌
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