古い朋へ
梅雨も半ばになった。先週は、高知へ出かけて、ラジオドキュメンタリーの作(さく)法について高知大学で講義してきた。20名ほどの学生たちの目はキラキラしていたのが心に残った。ああ、ここにも青春があると嬉しくなった。その高知で、竜馬ゆかりの八畳岩に連れて行ってもらった。山中にある一枚岩だが、人跡の少ない場であるせいか、まるでそこに竜馬が座って酒を飲んでいるという情景が眼に浮かぶほど時間が停止した空間だった。梅雨の晴れ間の高知の街を下方に望みつつ、67歳の健康をありがたいと思う時間となった。だんだん体のあちこちが傷みはじめて、健康のありがたみを思い知っている。
このほこりをかぶったブログ「定年再出発」に、ときどき覗いてくれる人もいるらしい。久しぶりに私もこの古部屋の鍵を開けて入ると、キヨコさんからのコメントがあった。40年来の友人だが、お会いする機会は10年か20年に一度ぐらい。そのキヨコさん(本当はレイコさんというらしい)も定年をむかえて、新しく大学の門をたたいて、勉強を始めたという報告を読んで、相変わらず頑張りやだなと感心した。当方も、勉強のやり直しをしたいと願っても、つい怠け心が出て長続きしない。それにしても、一度話でもしようじゃないか。連絡先を教えてください。
小生は「繁忙ひまなし」状態。レギュラー番組を年に16本も制作するなんて無謀な計画に乗ったまま翻弄される木の葉舟。余生は好きなことでもやって暮らすなんて悠長なものじゃない。だが、このまま時間がむざむざ経つのもかなわない。どうすればいいか、現在思案中。
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