偶感ーー折々に思うこと

三汀こと久米正雄の句に
鎌倉も奥やひぐらし人に鳴く
久米は鎌倉の山が迫る谷津に住んでいた。清閑で蜩が終日に鳴いていた。
この句の鎌倉を大磯に変えれば、我が家もまさにその情景となる。
大磯も奥やひぐらし人に鳴く
夏休み、7月最後の日曜日、浜に行けば大勢の海水浴客もいるだろうが、山間に入れば
人の声も疎らで、終日ヒグラシが鳴くばかり。今年は例年より早くヒグラシが鳴いていると思うが。
テレビで、マンションに引っ越してきた女性のCFがあった。彼女はベランダに立って周りの風景に見入りながら、あのキャンディーズの「微笑みがえし」を口ずさんでいる。
♪お引越しのお祝い返しもすまないうちに・・・
カメラは部屋の内部から切り返され、せっせと荷解きをする引越しセンターの従業員越しのベランダの女性を撮っている。
このCFは親切な引越し屋だということを売っているのだが、どう見ても女性の「いい気なもんだ」の気分が露になってくるのだが、そう思うのは私だけ・・・。
なんか、このブログを書いていて気持ちよくなっている私のことを、言われているみたいで。
と書けば、それこそ「いい気なもんだ」ですな。
暑い日が続いたので、庭の手入れをしなかったら、夏草が茂っていた。
草むらにバッタをみつけた。こういうのを撮影するとき、いいレンズが欲しいと思ってしまう。

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