大磯の青い空
台風一過
台風7号は北の海上へ去った。本日は快晴だ。空がこよなく青い。
『愛と死をみつめて』のヒロイン、ミコこと大嶋みち子さんを知っているだろうか。
彼女は今から42年前、21歳の若さでこの世を去った。軟骨肉腫という難病に冒され
危険な大手術を受けながら、再発によりついに命絶えた人だ。
彼女を励まし続けた大学生マコとの往復書簡が『愛と死をみつめて』と題されて出版され、昭和39年の大ベストセラーとなった。
ちょうど、東京オリンピックの年だ。
今、彼女の番組を制作している。今まで知られることのなかった、みち子さんの一面に光をあてる番組だ。
みち子さんは本当に心の美しい人だった。その優しさは、彼女と出会った人は皆感じていた。
彼女がベッドから起き上がれなくなったとき、大勢の患者や家族から彼女の命を
助けて欲しいという声があがったという。
この事実を追っている。
彼女の故郷は兵庫県西脇市。緑と水が美しい町だ。
彼女は大阪大学病院に入院してから、もう一度故郷へ帰りたいと願って果たせなかった町。
その町を見下ろす小高い丘に、みち子さんは眠っている。周りの向日葵は今が盛りと、大輪の花を咲きほこっている。今日のような青空からこぼれる夏の光をいっぱい浴びながら。
この番組は、9月の初旬を予定している。
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