ハシモトの袈裟切りは忘れない
最近腹が立つことが2つある。(否、おまえはいつも怒ってばかりいるじゃないかという
声が、周囲にはある)
1つは、レスラーのハシモトの死について、アントニオが師匠面して悔やみを述べたこと。
たしかに「闘魂伝承」を自ら称したハシモトが、アントニオを一時師匠と仰いだことがあったかもしれない。しかし、新日本プロレスという組織が弱体化していったとき、アントニオはその責任を
放り出し、後輩にすべてまかせた。そのツケを払わされたのがハシモトのような存在だ。
貧しい母子家庭から這い上がってプロレス界の人気者になったハシモトは、プロレスに対して
健気だった。格闘技ブームに抗して「プロレス」を守ろうとして倒れた。それを、アントニオが後からノコノコ出てきて,えらそうに「元気ですカー」とハシモトに呼びかけるとは、どういう了見か。
もう一つは、セーブのツツミのために、クラモトソーが裁判の証言に立ったことだ。昔日の面影なく
落魄した者のために、義侠心からたったと、クラモトは言うのだろう。かつての誼のためにと言うのだろう。
「はあ?」と言いたい。あなたが交際したツツミは、その当時どういう振る舞いを部下や企業や社会にしてきたか。彼に満座で叱責された者、責任を押し付けられ挙句自殺した者、税金もはらわず大磯の家から池袋までヘリコプター通勤していたこと、・・・。
金持ちと人気作家の虚飾の「友情」が、実は名もない大勢の人たちの犠牲の上に成り立っていたことに、想像がはたらかないのか。
一見厳しいが実は心優しいという伝説――クラモトにかぎらずニナガワやナベツネなど強面文化人。
だが、それは時めいて今が盛りと威張っているから、皆頭を下げているだけだ。
本当の腹のうちは違うということが、分らないのかなあ。
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