定年再出発 |
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アップルのさかべさん
アイパッドを半年前に購入して以来、2ちゃんねるに呆けている。とにかく、浮気、不倫、不貞に関わる投稿記事を貪り読むことに夢中で、このブログ「定年再出発」の記事を更新することなど思い浮かばない。一本でも多くの世俗ネタを読み通すことに夢中になってしまった。アウトプットよりインプットに重心が移ったのである。 その影響は、この「定年再出発」にも現れ、筆は滞り今では月のうち3,4日ほどしか記事の更新を行わなくなった。2005年ごろなら、毎日のように記事を作成していた頃に比べると、隔世の感がある。 今頃分かったのだが、アイパッドはもっぱらネットの記事を読む機械。パソコンは自分の考えをアウトプットする機械。それぞれの機能に応じて、小生のライフスタイルも変化していっただけのことかもしれないが、当初は気がつかなかった。さらに、昼間の本業(「課外授業・ようこそ先輩」のレギュラー制作、品質管理)が多忙になり、夜は一息つきたく、つい書くより読むほうに志向するように至った。昼も夜もアイパッド=ミニを離さず、暇があれば不倫不貞の記事を読み続けた。自慢ではないが、この3,4ヶ月の間に読んだ記事の数は1万を下るまい。いまや不倫記事評論家を僭称したいほどだ。何が私を夢中にさせるかはここでは書かない。機会をあらため、紙面を改めて書いてみたいと思うが、ここで話の俎上にあげたいのは、このアイパッドが故障したという忌忌(いまいま)しい事実だ。 9月23日の祝日、終日アイパッドを見ていた。3時間も4時間も見ていると、眼筋が疲労し目がしょぼしょぼしてくる。午後3時過ぎ、朝から続いたネットチェックにも疲れ果てていた。そこへiチューンのバージョンアップの情報が画面に入った。マンドクセーと思いながら、その情報をクリックしてしまった。あっいけない、パソコンの機能は特にマックについてはほとんど知らない。普段はけっして触らないと決めているのだが、そのときは頭脳が弛緩していた、ついつい「次へ」に誘導されてクリックを3,4度続けた。すると機械はフリーズ。キイボードのあらゆる部分を押したが無反応。別のマックのコンピュータと接続して同期させて作業を続行させなくてはならない警告が出て、印が点滅している。慣れない手つきで、我が家のノートパソコンマックを引っ張り出して、結線した。プログラムの理屈も分からないまま、やみくもにクリックすると、画面が突然真っ暗。以後、アイパッドは動かなくなった。最悪の事態発生。 これからはもうあの不倫記事を存分に読めないのかと思った途端、大きな落胆。誰に向けていいか分からない憤怒が身内を駆け抜ける。自分の愚かさに愛想をつかす。こんな操作をせねばよかった、深い後悔がひたひたと押し寄せてきた。このときから、翌朝10時のマックショップ渋谷店を訪ねるまで、悲嘆にくれ途方にくれた。 翌24日。マックショップは10時開店、その15分前に玄関の行列に並んだ。先頭から7番目、予約なしの修理希望でない顧客の列である。左手に傷ついた私のアイパッドを提げて、仏頂面で始業時刻を待った。 10時ちょうどオープン。ぞろぞろと2階のジニアスバーのテーブルまで誘導され、そこで待つこと10分。私の相談の番が来た。若いイケ面のナイスガイが相談に乗ってくれることになった。私は故障した顛末を説明すると、そのお兄さんは渋い顔になり、アイパッドのボタンのあちこちを押し、こう言った。「あらかじめお伝えしますが、この状態は最悪で、リカバリーは無理かもしれません」。がっかりした。半年間、このアイパッドに溜め込んだデータもすべて消え、かつ愛読する不倫記事も読むことができない、そんな最悪の情況が私の眼前にあった。 それでも、ナイスガイはあれこれ触って、デスクトップの画面を構成する直前まで引き出してくれた。「ここまで来たら、部分復活できるかもしれない、あとはこの機械のパスワードを正確に打ち込んでいけば、恢復すると思います」とうれしいアドバイス。しかし、私は自分のアイパッドのアドレスもパスワードもとっくに失念していて覚えていない。そのことを告げると、青年は、次の電話番号に電話してパスワードの問い合わせをしてくださいと案内した。 その番号に電話すると、アップルのお客様係が出た。若い男の声で親切に応対してくれた。ところが、パスワードを想起するための3つのヒントに答える段になって、私の答えはまったく一致しないため、この個人情報の開示はできないという破目に陥った。万事休す。 私はよほど落ち込んだのだろう。担当者は、「では私の上司に担当を代わってもらうことにしましょう」と善後策を提案してくれた。それに私はすがった。 私のパソコンの蓄電が1パーセントを切っていたので、電力を供給するため、私はいったん目黒の自宅までもどり、そこで、上司の方の指導をあおぐことにした。 そうして、出会ったのがサカベさんという女性の上司だった。その人の口吻は私には懐かしい関西弁のニュアンス。親しみをもった。画面を10ほど、ひとつひとつ解決させてアイパッドの命を少しずつ蘇らせてくれた。結局、作業はトータルで40分ほど続くことになった。 電話という音声だけで、パソコン音痴の私を遠隔指示して解決していく“ミッション”をサカベさんは健気にも引き受けてくれた。 (ところが、私はそんな気になっておらず逃げ腰だった。) 案の定、途中で私は弱音をあげた。とうてい私のような旧世代にはこの作業は無理と告げると、サカベさんは「ダイジョウブですから、一緒にやりましょう」と励ましてくれた。その声は職業上の義務的な口調でなく、同士のような仲間のような慈愛に満ちていた。私はいたく感動した。どうせ、企業のサービス、採算があわないようなアドバイスなどはすぐに放棄されるだろうと侮っていたからだ。 先回りして書くと、この鈍くさい私の操作であれ、アイパッドはとうとう回復して、正常に動くようになった。問題は解決したのだ。これもすべてサカベさんの誠実な指示のおかげだ。本日もさっそくデスクの右端にアイパッドをおいて、オフィスコンピュータと並行して情報を捜索している。 今回の体験は、とても貴重で心に残った。電話連絡で、機械の修復をなしとげるという技。こういう仕事の運び方にとても人間的なものを感じたのである。 人気blogランキング
by yamato-y
| 2014-09-25 16:44
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