ちょっと休息
8月13日。うすぐもり、蒸し暑い。といっても、先週初めまであった暑熱、炎熱の類ではない。今朝は、午前中ずっと家にいて英気をやしなっていた。このところの多忙で、体がすこし悲鳴をあげていたからだ。
8月に入ってから、「課外授業」を4本並行して制作という無茶苦茶なスケジュールに追い込まれているのだ。来週金曜日放送の「宮本慎也 快感!ダブルプレー」。来月放送予定の「山田五郎 街はキャッチコピーでいっぱい」。9月あたまに2週連続放送の「伊東豊雄 湖畔にみんなの家をつくろう」。このうち、宮本篇、山田篇は昨日までに完成。本日、最終の試写を終えて納品する予定になっている。
ちょっとだけ隙間ができたので、朝のうちに骨休みしたというわけ。
作品の出来はというと、やや自慢めくが、なかなか巧みな両作品になっている。宮本さんは19年間ヤクルトで活躍し、ゴールデングラブ賞を10回も獲得した名手。今年から野球解説者として活躍している。その宮本さんが、吹田市にある母校でダブルプレーを子どもたちといっしょに挑戦するのだが、このプレーに役立つ大事なことを事前にちょっと注入すると、子どもたちの動きが俄然よくなってくるのだ。さて、その大事なこととは。
12CHの人気番組「アドマチック天国」でおなじみの山田五郎さんが母校のある世田谷若林の名物を子どもたちといっしょに探すお話が「街はキャッチコピーでいっぱい」。街の達人だけあって、五郎さんの探すポイントはちょっと捻りが効いている。その教えを受けた子どもたちが松蔭神社や世田谷線界隈をくるくると走り回って、街の魅力をみつけてくるのだ。世田谷は今開発が進んで、まわりには下北沢、三軒茶屋、二子多摩川など新しい街作りが進んでいる。そんななか。若林にはどんな特徴があるのだろうか。5つの班に分かれた子どもたちが若林のあちこちに散らばっていて、そのフォローをする五郎さんはママチャリに乗って登場というユニークな演出もいい。
こうして、佳作にまでこぎつけたから、すこし余裕のあるコメントをかましているが、先週は編集が停滞してなかなか主題が定まらず苦しんでいた。やっとトンネルのひとつを抜けた気分。
明日からは、“大作”の「建築家・伊東豊雄」篇と「冨永愛」篇のトンネルに突入する。
作るたびに思うのだが、この「課外授業」という番組の主人公は、ゲストティーチャーだけでなく授業を受ける子どもたちもだということを痛感する。最初緊張している子どもたちが、時間を重ねるごとに「良い顔」に変わっていく。その場に立ち会える喜びを制作者たちは、いっつも感じている。
とにかく8月9月は新作が7本も並び多忙であるが充実したときを送っていた。まもなくその成果を世の中に押し出す。いささか緊張かつ武者ぶるい。
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