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定年再出発  


懐かしい空
by yamato-y
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無為の日々

無為の日々

時が経つ。流れると言っていいだろうか、日々がただ過ぎ去っていく。
たしかに、束の間五感を通して染み入るものがある。晩冬の丹沢、早春の青空を仰いで晴れやかさを感じ取ることもある。ものの芽のほぐれる様を見て時節の移り変わりにため息をもらすこともある。ただ振り返ると、記憶というか思いというか淡い。そのとき何を考えていたのか、何を望んでいたのかはっきりとは覚えていない。つまり、どうでもいいことをただだらだらと時間を貪って生きていたに過ぎない。

 人生の晩節を生きるということはどういうことなのだろう。死に向かって生きるということか。新しい希望をもって生きるということではなく、終わりをどう迎えるかということを腐心して生きることなのか。それでは「生きる」ということでなく「死を生きる」ということにならないだろうか。分からない。

 大澤真幸から教えられたのだが、インドでゼロが発見されたのは思弁的ではなく、人間の社会活動の実践のなかで生まれたと考えるほうが妥当だという。インド哲学に表れる「空」がゼロという概念を導いたと考えるより、実際の商いや建築、収税など為事のなかで生み出されたのではないかという。ちょっと感動した。

 死を観念のなかでもてあそぶのではなく、実際の仕事や口喧嘩、病気、苦悩、連帯感、軋轢、隣人愛、旅行、スポーツなどの活動のなかで捉えていく。想起する。安易に形而上の世界に滑っていかない。こういう考え方もあるかもしれない。

 山田洋次の「小さいおうち」を見た。原作も前に読んだ。物語の時代が昭和十年というのがいいなと思っていたが、この映画もその雰囲気を作ることにかなり注力していることがすぐ分かった。松たか子、黒木華の主役は悪くないが、山田好みの米倉斉加年、ラサール石井, 中嶋朋子,吉岡秀隆, 橋爪功,吉行和子, 松金よね子, 妻夫木聡, 笹野高史, 小林稔侍, 林家正蔵, 夏川結衣らの顔ぶれは鼻につく。特に、終章の大事な役回りの米倉はでっぷりと悪人面で、物語のはかなさという通奏低音がまったく流れない。先年、「東京物語」のリメイクを撮ったせいか、処々に小津構図が登場するのは愛嬌といえば愛嬌か。
 御年80を越えてのラブストーリーに傾ける情熱には頭が下がるが、もう少しモダンにするかもっと古臭くするか、どちらかに吹っ切ってほしい。終わりがいささか冗漫だが、シナリオはうまいものだ。
劇場は平日の昼間だというのに7割ほどの入り。悪くない。大半が私と同世代の前期高齢者だった。



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by yamato-y | 2014-02-24 16:16 | Comments(0)
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