どうぶつ はいくあそび
美しい夕焼を目にしたら、動物だって「もののあわれ」を感じるかもしれない、
いやきっと感じている。そう考えた人がいる。ずいぶんぶっ飛んだことを考えるものだ。
童話作家の岸田衿子さんだ。
図書館で、きしだえりこ作『どうぶつ はいくあそび』という本を見つけた。これは、動物たちが
五,七、五の俳句を作る話だ。
宗匠というか、動物たちの先生はかわうそ。その名もふるかわうそはち。
きりこという号をもったきりんの作品。
わすれもの くものなかまで さがしけり
いいなあ。さすが、きしだえりこさんだ。
私が一番気に入った句、ぴいここと、ことりの作品。
ころころち ぴちくちぺちぽ ちてぴるぱ
これは、普通の人間語にすると、さくらもち ひとつあじみを してみるか、だってさ。
読んでいるうちに、私も作りたくなった。梅雨どきの句を。
そこで、蝸牛庵ことかたつむりの句を一つひねってみた。
あじさいの はのぎざぎざは ここちよし
きょうの日曜は梅雨の晴れ間らしい。少し気温があがったのか、大磯の山はむしむしする。
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