はじめてのiPad
これはiPadで打ち込んでいる。扱いがいまひとつ分からないが、恐る恐る船出している。
このやりかたで最後まで続けることができるのだろうか。半ば不安である。
昨日は久しぶりに終日家にいて時代小説を読みふけった。葉室麟の「陽炎の門」である。舞台は九州、豊後鶴ケ江の黒島藩。そこで舞い起こる御家騒動とミステリーという私の好きな藤沢周平スタイルとくれば期待は大きい。文章がこなれていれば嬉しいのだがと、ワクワクしながら読んだ。
おもしろかった。昼飯も忘れて最後まで一気に読んだ。その間、仕事のことも授業のこともすっかり忘れた。まさにエンターテイメントである。
藤沢文学が北の凄絶、哀しみを主題にしているに比し、葉室は南国九州の男くささを「売り」にしているといえるかな。これからこの人の作品を探す楽しみができたのは嬉しい。
10時過ぎの東海道線に乗った。大磯へ向かう。赤塚不二夫とトキワ荘の資料を読むためだ。先年、サンデーマガジン創刊物語を制作したときに収集した書籍やインタビューの書き起こしなどのデータは紅葉山の家の一階に置きっ放しになっているので、出向くことにした。
品川11時発に乗車したのだが、横浜で120パーセントの乗車率。ずいぶん混んでいる。車内はやや不快だが窓の外には新緑が美しく、ほっとする。都内では 味わえない風景が広がっている。
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