苦しい夜の明け方に
昨夜は帰宅寸前に一報が入って、思いがけないアクシデントのため1時間走り回った。
ここ数日続いた繁忙で体が疲れきっていたので早めに帰宅して休息をとろうとしていたプランもすべて吹っ飛んだ。
午後8時前、ようやく帰途についた。両肩に鉛のような重いものを載せられた気分のまま自宅のトビラを開けた。
しんどい。居間のソファに体を投げ出し、30分ほど動けなかった。全身ズタボロだった。
9時半、一風呂浴びて床に入った。欲も得もない。ただ眠りたかった。
0時過ぎと6時に目が覚めた。厠へ行ってふたたび眠った。
明け方に見た夢は懐かしい金沢の状景だった。束の間の再会を楽しむ夢は深々としたものを残してくれた。
夢の旅から帰っていく途中、お人形さんがいくつか並べられている寝床をまたいだ。昔から田舎に伝わる素朴な姉様人形のかなしげな表情が眼裏にやきついた。悲しいが、どこか懐かしさと人恋しさがまざった複雑な感情がこみあげた。苦しい夜の明け方にこんな思いが寄せてきたことを忝いという気になった。
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