嬉しき春
目白遊俳クラブの会報がやっと届いた。先月の私も参加した句会の結果が発表されている。
先月は宗匠が多忙で会報が出来上がったのが、句会寸前とあって兼題の季語なしの当季雑詠65句が選考対象となった。
「天」の句はすまさん。
春火鉢猫語を語る詩人かな
そして、小生登羊亭の句が「人」に選ばれた。
致死量の空の青さと料峭と
料峭――早春のうすら寒い様子を表す言葉だと最近知って、冒険して用いた句が高い得点となった。嬉しかった。
その句会では後半時間が余ったので、久しぶりに席題即吟が「青・ほとり」で営まれた。その場で作る句の競いだ。
最高位は、6点を奪取した華鼠さんの句
標なき青空くぐり鳥帰る
小生の句は3点だった。
春潮の彼方に消えし青幻記
即吟なのでその場での宗匠の評価はなく、今回の会報で記されてあった。
「特選1句を挙ぐるに、登羊亭作の『春潮の〜』の即吟とも思へぬ構築的風情は、快作の薫香強烈」
過分のお褒めをいただいた。2013年、嬉しき春である。
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