歌舞伎座、杮落し
27日夜6時からの歌舞伎座開場式に立ち会った。
改装なった新歌舞伎座のお披露目とあって、夕方6時にはおおぜいの招待客がつめかけた。
幕があがると、「寿式三番叟」が始まる。玉三郎、仁左衛門そして三津五郎の名手が舞う。三味線だけでも7人並び、豪勢な踊りが示された。昔から杮落しには能楽で祝賀に演じられる「翁」にならった「三番叟」が上演されると決まっているそうだ。
会場内は前の歌舞伎座と変わらない風景。だが建築資材などはすべて新しい耐震用に変えたというが、外観は昔のまま。座席が広がりゆったりとして鑑賞できる。私の席は、一階の18列39番。上手の最果てだが居心地は悪くない。
途中休憩をはさんで第2部の挨拶。坂田藤十郎の祝辞、菊五郎の手締め、などめったに見られない風景を堪能して、午後7時半終了した。
さて、4月から来年3月まで杮落し興行が始まる。4月の出し物が豪勢だ。
まず「熊谷陣屋」がある。熊谷直実は吉右衛門、相模が玉三郎。2部が「弁天娘女男白浪」で弁天小僧が菊五郎だ。これが一番見たい。3部は仁左衛門による「盛綱陣屋」。この物語も噂では聴くがまだ見たこともなく、見てみたい。しかし、これほどの演目を見ようと思えば、小遣いはいくらあっても足りない。計画視聴するしかない。もしくは「一幕見」を利用するか。
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