フォックスの試写会
六本木のフォックス社の側の試写室で、新作「ヒッチコック」を見た。アンソニー・ホプキンスがヒッチコックを演じているが、私のお目当ては夫人を演じたヘレン・ミレンにあった。予想したとおり、ヘレンはうまい芝居を見せてくれた。99分、伝記映画の面白さを十分味わった。公開まで8回ほど試写会が催されるらしい。その第1回ということで、見物する関係者は思ったほど多くはなかった。
ところで渋谷から六本木へ出るルートで地下鉄1本で行けることが分かった。
いつもJRで恵比寿まで出て、地下鉄日比谷線に乗り換えて六本木を目指す。センターから人ごみをぬけて渋谷駅までの15分が億劫なこと、恵比寿で路線を変更することが厄介なこと。こういうことがあって、六本木と聞くとなんとなく足が向かなかった。「めんどくさいなあ」とぶつぶつ言っていたら、そばにいたスタッフのアイさんが「乃木坂で降りて15分歩けば六本木の交差点ですよ」と教えてくれた。アイさんは東洋英和の出身で六本木には土地勘がある。
千代田線の代々木公園駅はオフィスから8分ほどのところにあり、人の流れも少なく快適な通路だ。そこまで行って千代田線の先頭車両に乗った。明治神宮、表参道、乃木坂。5分ほどで着く。地下駅から地上に出てまっすぐにミッドタウン方向に歩く。途中、第2近代美術館の新しい建物を左に見る。
六本木交差点に久しぶりに立つと、店舗の看板がずいぶん変更していることに気づいた。アマンドがない。待ち合わせの目印だった店が無くなると困るじゃないか。それにしても外国人の客引きが多い。シシカバブーやケバブ、タコスを売る店の人たちだ。
ドンキホーテには品物をいっぱい手にした外国人が何人も立っている。
しばらく来ないうちにこの町も変わったな。
ところで、映画「ヒッチコック」の筋。映画「サイコ」の企画されてから上映の成功までの逸話がメインになっている。総花でなく一点に絞り込む構成は悪くないのだが、いまひとつ推進力のパンチに欠けている気がした。
今朝、寝床のなかでレンタルDVD「相続人」(ロバート・アルトマン監督)を見た。ジョン・グリシャムの原作だけあって面白い。朝寝を忘れて見続けた。
なんだか中身のまったくない日常雑記になっている。毎日、記述する時間はあるはずなのに、書きたいことが切迫してこない。(リタイア後の弛緩は痴呆に通ず。)
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