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韓流はなぜ面白いか~想像力の問題①

 
韓流はなぜ面白いか~想像力の問題①_c0048132_1382029.jpg



少し難しいことを考えてみる。

仏文学の研究者で書痴(本のフリーク)で知られる鹿島茂教授が、
想像力について面白いコラムを書いていた。
想像力のはたらきには不可解な面があって分らないことがまだ沢山あるというのだ。
たとえば、SF小説が流行らなくなった要因は、東西冷戦が終わったこととおおいに関係が
あるという。あの頃(つまり冷戦華やかりし頃)、人々の無意識にあった仮想敵を描くに、宇宙外生命体の侵入を使ったりしたのではないか。だから冷戦が終結すると同時に、敵がいなくなり、SF文学の命脈も衰えたと見ている。

なぜ冷戦がSFの「母」になったのかというと、SFは敵を必要とする文学だからだ。
それを書くとき、西欧の作家たちがいつも共産圏を意識していたわけではないが、仮想敵の存在が、作家たちの想像力をいきいきさせていた。無意識で想像力が働いていたのだ。
だから冷戦が終わってみるとその想像力は衰え、冷戦下の敵を「仮想敵」にしていたことが結果としてはっきり分ったと、鹿島教授は推察する。

目の前の敵をそのまま描くのではなく、宇宙外生命とか「わざわざ時間・空間の遠方に敵を」おいて描くのはなぜなんだろう。教授の見立てによれば、想像力とはそういう不可解な働きをするとしか言えないそうだ。

教授はSFからさらに広げて文学の「敵」は何かということを考える。そもそも文学とは「敵」を必要とするものであり、「その敵を直接的ではなく、間接的に表現する事によって成り立つ」ものだと考える。文学の「敵」それは人類の飢餓――飢えだという。その飢えから遠のくにつれて、文学的想像力も勢いを失うことになる。
飢えの記憶が新しいアジア諸国――中国、韓国、ベトナムなどで、文学が今大きな力を
もっているのは、その理由だろうと教授はご高説を垂れる。本当に飢えているときは、文学的想像力を働かせる余裕などない。そこから少し脱却して「呑みこんだ強烈な熱さが喉元を過ぎるか過ぎないかの時期に」至って、人々は想像力をいきいきとさせるのだと言う。
まさに、今のアジアの勃興する諸国はその段階にあるのだ。

(次のブログに続く)

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by yamato-y | 2005-06-02 13:06 | 冬のソナタの秘密 | Comments(0)
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