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遷り行く主題

 遷り行く主題

 ときどき人脈が重なって、存在が見えてくる人がいるものだ。最近では、鮎川信夫という詩人をスガシカオと後藤正治というジャンルの違う人たちが敬愛していたなどということを知って、現代詩の広がりを見た。ついでに言えば、ねじめ正一が「荒地の恋」という小説で鮎川をとらえていたが、これはねじめ自身が詩人だから当然といえば当然。だが、死去して久しい鮎川があちこちで最近取り上げられるのはなぜか。気にはなる。

 さて、今朝中野孝次を読んでいて、古い友人として永川玲二の名前が出てきたので、どこかで最近見た名前だぞと気になった。そうだ。最近読んだ佐伯泰英のエッセー「惜櫟荘だより」で登場するスペインに長く住んだヒッピー学者だ。都立大の先生をしていた頃にベ平連の活動に関わって反戦逃亡米兵を長くかくまったことがあり、都立大に警察が導入されたことを抗議して大学をやめたという御仁。口八丁手八丁の人で傍若無人のふるまいが多く、スペインにいた堀田善衛夫妻からひんしゅくを買ったという話を、佐伯は書いていた。
そして、今朝中野孝次のエセーのなかに名前を見いだし、ネットで「永川玲二」と検索。話は逸れるが、こういう場合のネットは誠に便利だ。遠い縁でもたちどころに結んでくれる。 

 そして、今年死んだ丸谷才一の初期の代表作「笹まくら」のモデルが永川玲二であることを知った。米子出身の永川は陸軍幼年学校に入学したものの理不尽な制度にあわず脱走。軍学校を脱走すれば死刑ということで、彼は全国を渡り歩くことになる。この逃亡兵の体験をモデルにして心の傷を描いた小説が「笹まくら」という次第。
一度だけ丸谷の目黒の自宅でインタビューしたことがあるが、ウルサそうな親父であった。中野孝次も癇癪持ちでよく似た気質だと推測する。1960年代後半、国学院大学や東京都立大学の教員の人脈、丸谷、中野、永川、菅野昭正、清水徹、安東次男、飯島耕一などなど面倒くさそうな人たちがいたのだ。ちょっとのぞいてみたい気もする。
この人脈の精神的支柱として渡辺一夫がいたと中野孝次は記している。渡辺とは、あの大江健三郎が尊敬してやまない東大仏文の看板教授だ。

 話はもどるが、佐伯泰英という人が藤沢周平没後表れた気鋭の時代小説の書き手という評判が流れたのは4年ほど前になるか。この名前を見たとき、どこかで目にしたことがあると既視感をもった。
 スペイン内戦の研究書にときどき挙がってくる名前だった。といっても1937年当時の記録ではなく、現代スペインの歴史研究のなかに表れているのだが。たしか、闘牛のノンフィクションを著して、受賞した書き手だということを思い出した。
その人物が坂崎磐音シリーズの時代小説と結びつかない。長い間、同姓同名の別の人だと思っていた。ところが、ちかごろ、岩波書店から佐伯の『惜櫟荘だより』が出たときいて、その書を求めたところ、時代小説作家はかつてのスペイン在住のノンフィクション作家と同じ人物だと知ったのだ。この「惜櫟荘だより」を読むと、佐伯がまったく畑の違う2つの人生を歩いて来たことがわかった。

 私自身、40年のテレビ屋ぐらしでいくつかの主題を追ってきた。長崎と広島に転勤したこともあって被爆者問題をかなり長くやった。そのあと20世紀末から少年誌や漫画、SFなどのサブカルチャーに引かれ、2004年から韓流カルチャーを研究するのでなく実施する側にまわった。そして、この3年は文楽、清元、歌舞伎などの古典芸能の世界に耽溺することが多くなった。
 来る2013年の1月末で、放送局の現役からは降りるが、仕事は続けるつもり。そこで新たに展開するテーマはあるのだろうか。あるとすれば何をやることになるのだろうか。歳の終わりに意欲だけは表明しておこう。


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by yamato-y | 2012-12-29 12:21 | Comments(0)
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