定年再出発 |
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これで青春も終わりかなと呟いた
44歳のときの仲間N君と酒を飲んだ。20年前に机を並べて、仕事をした仲だ。綱島に住んでいるから東横線の盛り場ということで、中目黒の焼き鳥屋で落ち合った。当時の仲間の動静について一通り話したあと、最近の自分の活動について互いに披歴しあった。N君は2歳下だから62歳。現在放送文化研究所で嘱託を務めている。昔からギターで弾き語りをするのが好きな人だった。週のうち3日働いて、2日は日本PPMの会で活動しているという。日本PPMの会って何だ?。 「もちろん、ピーター、ポール、アンドマリーの会ですよ。残念なことに今年マリーが死んじゃいましたがね」と残念そうに語るN君。つまり、PPMの歌をいまだ歌い続けて、年に数回300人規模のコンサートを開いているそうだ。そう聞いて、彼の顔を見ると、たしかに現役のころより明るい。退職してからのほうがどうやら人生が充実しているらしい。 こういう人生もあるのだと、半ば羨ましい思いで、N君の愉快な話を聞いて飲んだ酒は美味だった。 私のこのブログをまとめて読んだ人の感想「見事に後ろ向き」と評価。N君の生き方とは正反対の評価をいただいた。今更だから抗弁もしないし、この路線を改めもしない。 寝しなに昭和32年出版の深瀬基寛のエッセーを読んだ。京大で、というより三高で英文学を教え、エリオットやオーデンの翻訳として知られた人物で、大江健三郎に大きな影響を与えたとして知られている。『われらの狂気を生き延びる道を教えよ』の文言も深瀬からインスパイアされている。 深瀬のエッセー集のなかで、「ぢいさん・ばあさん」という作品に興味をもった。幸田露伴と娘の幸田文のことを書いている。父娘でありながら、以心伝心の連続で、喧嘩一歩手前でやりとりをする父子の仲だった、極限の関係を保ったふたり。その露伴の終焉を深瀬は、小林勇の記録から戯曲風に書きだして、その壮絶な死に方を見つめている。凄いせりふになっている。 A「おまへはいいかい」 B「はい、よろしうございます」 A「ぢやあ、おれはもう死んじやうよ。」 B「はい。」 最初のAとは露伴のこと、おまへは覚悟はいいかいと娘に聞いている。 Bは文のことで、はいと答えている。けっしてうろたえていない。 深瀬はAのことを、まるで石鹸片手に銭湯へでも出かけるようにあの世へ引越しすると感心している。むむ、右に同じく、私も脱帽。とてもこんな境地には立てないだろう。せいぜいリビングウィルを鮮明にするのが関の山だ。仕事、活動を止めること、死ぬことをたえず口にしているくせに、いざ死に直面すると怖気づく。 まあ、私の後ろ向きの姿勢は、青春の終わりぐらいが関の山だ。 「大阪で生まれた女」のなかの好きなフレーズ「これで青春も終わりかなと呟いた」・・・ 来られた記念に下のランキングをクリックして行ってくれませんか
by yamato-y
| 2012-12-28 10:05
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Comments(5)
はじめまして。
鮎川信夫さんのことを調べていて 辿りつきました。 http://mizumakura.exblog.jp/4235184/ こちらの記事が完結に鮎川さんのことを まとめていらしたので 拙ブログで紹介させていただきました。 事後報告で申し訳ありません。 もし不都合でしたら訂正いたします。
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PPM,大好きです。亡くなったマリー・トラバースの英語の語尾にしびれました。なんと上品な英語だろうと思い、ひたすらまねをしました。悲惨な戦争が特にしびれます。
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リンクは、削除いたしました。
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