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京都太秦撮影所

拓ぼんの浮気

今、京都に来ている。秋に放送する予定で、昭和の心を伝える番組のリサーチを始めているのだ。
昨日上洛し太秦にある東映の京都撮影所に取材に行った。
俳優の故川谷拓三の奥さんに同行した。そこは、大部屋時代の拓ぼんこと川谷さんの思い出が
たくさん残っている場所だ。

川谷夫人の本名は仁科克子、やはり大部屋の女優だった。川谷さんと共に苦労してきたのだ。
仁科さんは現在60歳をゆうに超えたが、若い。今は東京調布に住んでいるが、年に3度ほど京都へ帰ってくる。元々京都の出身で京なまりは身についている。人情味があり涙もろい人だ。

拓ぼんの浮気の話を仁科さんは打ち明けてくれた。
ある冬、川谷さんは女の子からもらったと手編みのセーターを持ち帰ったことがある。
克子さんはいっそハサミで切り刻むでやろうかとおもったが、そんな児戯めいたこともできずしばらくそのままにしておいた。
放っておいたら、ある日物乞いがやってきた。
「何でもいいですから恵んでください」と哀願する。爪は真っ黒、首の辺りには垢がたまっている。薄着で寒そうだ。
克子さんの目にあのマフラーが留まった。「これあげるわ」と言って、100円も添えて物乞いにマフラーを与えた。

その物乞いが喜んだのは言うまでもない。川谷さんがこの事実を知るのはそれからずーっと後のことだ。後年、「婦人公論」の夫婦対談で克子さんは初めて事実を語った。
川谷さんは目を白黒させ、あの時は迷惑をかけたと殊勝に謝った。でも、川谷さんの目の中に残念そうな色がちらっと見えたことを克子さんは見逃さない。それはマフラーだったか、彼女だったか。

 拓ぼんの思い出を語るうちに、克子さんの目には光るものがあった。「仕合わせな人やわ、拓ぼんは」と目をこすりながら、「10年経っても、こうやって皆さんが覚えておいてくれはるなんて」。
撮影所の門をくぐると、大部屋の女優さんたちが阿波踊りの練習を一生懸命していた。
仁科さんの顔を見ると、「おはようございます」の声がかかる。仁科さんは嬉しそうに
あいさつを返していた。
京都太秦撮影所_c0048132_1744253.jpg
太秦で見かけた民家
京都太秦撮影所_c0048132_17442031.jpg



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by yamato-y | 2005-05-26 17:33 | 新しい番組を構想して | Comments(0)
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