あかとき
朝方6時。小用で目が覚め、そのあと眠れなくなり瞑想をした。
目を閉じたときは薄青い闇のなかだったが、20分経過してまぶたを開けるとあかい時に変わっていた。
まさに暁はあかとき。あかときは明時の意味であかつきの古いカタチとネットの辞典にも記してある。
万葉集の用例が出ていた。
秋の夜はあかとき寒し白妙の妹が衣手着むよしもがも
意味は、秋の夜は、明け方が寒くてならない。共寝して妻の真っ白い衣の袖をかけてほしいものだということ。まさに今の時期をうたったもの。あかときが顕著なのは秋なのであろう。
独り寝があかときに目覚めたときは、過ぎし若き日の思い出にとらわれる。あのときの人はどうしたか、あの場所は今も変わらないか、懐旧の情がふつふつと湧いて来る。
今朝は、長崎の稲佐山の公園から見た風景が瞼から離れなかった。
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