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倖せありと来しが雪

倖せありと来しが雪

2012年の11月になった。冬が来たのだ。
64歳――私にとっても人生の立冬に佇む思いがある。暗い夜夜が続くのか。世に棲む日々となるのか。見果てぬ夢を見続けようとするのか・・・。

玄冬(くろい冬という意味)といえども時には薄日が差すこともあるのではと思わせてくれたのが、昨日のブログのコメントだった。奇しくもRIEさんとMAMEさんの二人からブログをよしとする嬉しい丁重なコメントをいただいた。7年余り記してきたブログに共感すると耳元で囁いてくれたのである。何と勇気の湧く言葉であろう。

57歳の第1次定年をむかえたとき、気落ちする自分を奮い立たそうと、このブログを開始した。最初は、番組の企画を立てる予行演習のようなつもりで作文していた。そのうちに過ぎ去った自分の作品の回顧に流れ、やがて故郷の敦賀の山河をなつかしむことが多くなった。そのなかに晩年を生きる母との交流も含まれる。
 雑記のなかに好きな映画、テレビ番組、俳句、歌謡曲などを少しずつ織り込んだ。まったく損得なしのほぼ自分のための文章だったにもかかわらず肩ごしに読んでくれる同世代の人たちが少なからずいたということを、昨日のコメントで知ったのである。
偶然かもしれないが、同じ日に二人の声がコメント欄で響いてくれた。
おそらくMAMEさんは私と同年か幾分年少の人、RIEさんは半ダースほど離れた年下の女性ではあるまいか。近場にいれば、きっと飲み友達になった人たちではないだろうか。そういう人たちとネットの上だけの契りを交わすということの清々しさ。

旋盤工だった細谷源二は昭和16年に新興俳句弾圧で検挙される。暗い戦中を送ったにちがいない。戦後、新天地を求めて北海道の十勝に入植する。開拓地でのくらしは、「北の国から」のような厳しいランプ生活から始まった。そういう境遇にあって作った句。
地の果てに倖せありと来しが雪

細谷と同じ時代を生きた寺田京子は札幌で生まれた。17歳で難病となり54歳で闘病のうちに生涯を終える。結婚をしない多難の人生だったと推測する。
未婚一生洗ひし足袋が合掌す
掲句にこめられた京子の想いに言葉を失いそうになる。

源二と京子に俳句以外交わるものはない。だが作品を通して二人は知りあっていたにちがいない。そして、源二が死去したことを知ったとき、京子が詠んだ句。
斧光る秋や細谷源二死す

この交流は大きな歴史の流れのなかではほんの小さな滴のようなものかもしれない。だがこうして俳人宇多喜代子の筆を通して知らされる私にはなにより輝く金剛の滴のようなものだ。

 玄い冬の季節に時折きらめくともし火。おこがましいが、細谷源二と寺田京子のような交わりがこのブログの彼方にもし生まれることがあればどれほど楽しいことかと想像する。


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by yamato-y | 2012-11-01 08:13 | Comments(1)
Commented at 2012-11-02 11:32
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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